両足で100円
自動靴磨機の使用方法は以下の通りだ。
100円硬貨投入
↓
靴をのせる
↓
スタートボタンを押す
↓
終了
↓
もう片方の靴をのせる
↓
スタートボタンを押す
↓
終了
自動靴磨機・中間部分にはアサガオの造花が堂々と飾られている。この造花の意図は間違いなくユーザーへの思いやりだろう。靴を磨かれている2分間、花で心も磨かれなさい、ということにちがいない。
なぜなら2分間は意外と長い。私は、以前『100円ストレス測定器を使ってみる』で痛感した。この際も2分間放置を経験したが、私は宙を一点見つめするしかなかった。でも、今回はアサガオがある。隅々まで見つめていきたい。
自動靴磨機と対面して、最上部分の右側にスタートボタン、左側に手を添えるふんばり棒がある。ふんばり棒。いま勝手に名付けてしまったが靴にどんな衝撃が走るのか。ふんばり棒がなければ、ふんばれない靴磨きなのだろうか。
機械の側面にはデジタル数字が表記された小さな液晶画面があった。17626。自動靴磨機の利用者カウンターだ。いつからのカウントなのだろうか。
個人的には、自動靴磨機を利用している人を見たことなかったが、17626人もの先輩がすでに…。先人達の具体的な人数を目のあたりにして17627人目の客はほんのりテンションが上がってまいりました。
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