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コネタ


コネタ168
 
マタタビの酒を作ったニャー!

(text by 大塚 幸代

巣鴨のくだもの屋さんの店頭で、変なものを見つけた。




ごつごつした、緑色の、木の実だった。
「マタタビ」と書いてあった。
……マタタビ? あの、猫が興奮するマタタビ?




店主にきいてみる。

「すいません、あのお〜、このマタタビって、どうやって使うんですか……?」
「ああ、これはねえ、梅酒みたいにお酒にして、漬け込んで、飲むんですよ。腰痛とか神経痛にきくんですよー」
「えっ、腰痛!?」

……私は昔、腰のヘルニアになりかけたことがある。座り仕事の職業病だ。
病院で、身体を縦に輪切りにしたレントゲン写真を見せてもらったら、骨の中身が、ぷりっと骨の間からはみだしかけていた。あれはとっても痛かった。
今も肩凝りがひどい。左半身にみっしり、コールタールが詰まっているような感じがする。

これ、効くんだろうか?

むかし猫用に、乾燥マタタビというのは、買ったことがある。「植物を乾燥させたもの」ということは分かったが、ただの黒い固まりだった。飼っている猫に与えたらば、確かに「うにゃああああああああ〜」とか叫びながら、家中を走り回っていた。

「……これ、ください」
いちごパック1杯ぶん、250グラムを、1000円で買った。
「じゃあ、マタタビ酒の作り方の紙、入れておきますからね〜」




「……あ、この茶色い部分とか、削ったりしないで、そのまま漬けちゃっていいですからね。あと、作り方の紙には、ハチミツって書いてありますけど、普通の砂糖でも、氷砂糖でも大丈夫ですから」
「飲めるようになるのは……?」
「他の果実酒と一緒ですよ。半年後くらいですかね〜」

帰り道、100円ショップでビンと氷砂糖を購入。
酒屋で、果実酒用ホワイトリカー(35度)を見つけたが、なんとなく不味そうだったので、同じ度数の「純」を購入。




作り方だが、

・またたび250グラムに、氷砂糖250グラム、ホワイトリカー900ccを用意

・またたびを手早く洗い、ザルにあけて水をきり、よく乾かす。

・容器に氷砂糖、



またたびを入れ、



ホワイトリカーを入れ、冷所にて寝かす。



……と、いたって簡単であった。あとは待つだけ。

 

ネットでマタタビのことを調べてみた。
またたびの実は、ドングリ型とカボチャ型があるという。ドングリ型が正常な実で、カボチャ型は「マタタビアブラムシ」が寄生して、異常発育して 「コブ」状になったもの。このカボチャ型のほうが、薬草として、体を温める作用があって、血流を改善させ、健胃薬、強壮薬、腰痛や神経痛の治療薬として用いられてるという……って、これ、寄生した実なのかああああ! うひょー!

ちょっと気持ち悪くなるのと同時に、「効く」ような気持ちがしてきました。
漬かると「甘くほろ苦い味の酒」になるそうだ。ああ、半年後が楽しみ。



 

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