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コネタ


コネタ187
 
「ズコ〜」を超えるズッコケ擬態語
揺れる電灯と倒れる家具

ズコ〜。

マンガでもよく見られる
このズッコケ擬態語。

漫画の表現技法として
ズッコケシーンには欠かせないものです。

そして
このズッコケ擬態語が登場してくるものとして
まずみなさんが最初に思い浮かべるのは
やはり藤子マンガではないでしょうか。

でもなんと、
この藤子マンガには実は
「ズコ〜」以外にも
数々の珠玉のズッコケ擬態語が登場してきていたことを
みなさんはご存知でしたでしょうか。

というわけで今回は、

「ドラえもん」「ハットリ君」「パーマン」「キテレツ大百科」
「プロゴルファー猿」「まんが道」などの藤子マンガを
徹底的に読みあさり、
その登場頻度順に
このズッコケ擬態語ベスト10を
発表していきたいと思います!

1位から順に発表していきますが、
ズッコケ擬態語 10位あたりになってくると
なんだかもうすごいことになっているので
さっそく最後まで要チェックや!!

ヨシダプロ

<発表!ズッコケ擬態語ベスト10!>
※各擬態語を、無駄に模写して再現してお送りいたします。

 

●第1位  「ズコ〜」


やはり貫禄の第1位。
野比もミツ夫もケンイチ氏も
主要なズッコケキャラたちは
ズッコケる度によく乱発しておりました。


そもそも
この「ズコ〜」とは
一体どこから発せられている音なのでしょうか。

ズッコケる際に
足と地面との間に摩擦が生じることにより
発生している音なのでしょうか。


まぁそんなことどうでもいいです。


ちなみに
ズッコケ度合いが小気味よい際には
よりリズミカルな「ズコ!!!」というケースもありました。



TPOに応じて使い分けられている
ということですね。

それもどうでもいいですね。





●第2位 「コケー」


この「コケー」も
ズッコケシーンにおいて
頻繁に発せられておりました。

コケている状態が
きわめて露骨に表現されている
ズッコケ擬態語です。


そういえば、
そもそも擬態語というものは、
「物事の状態や様子などを、感覚的・象徴的に言語音として表現した語」
のことであり、
まさにズッコケシーンのためにこそ発生させられざるべき音
だと言っても過言ではなかったのでした。

何か運命的なものを感じますね。





●第3位 「ガビーン」


お、
ガビーン。

小学生ムード満点な
この響き。

やはりズッコケシーンには
欠かせません。

ちなみにこんな
オシャレガビーンも
ありましたのでぜひ。



ぜひって言われても困りますか。





●第4位 「ンマー」


主人公たちのママや
夢子殿などのヒロインが絡むズッコケシーンにおいて
しばしば発せられていたのがこの音。

ズッコケ業界のジェンダー
ということで、
女性の方が
ズッコケる際には
おすすめの言葉です。





●第5位 「アラーッ!?」


これは主要キャラではなく
脇役で出ていた素人の爺さんが
ズッコケていた際に発せられていたものでした。

齢を重ねると
人はこのように
発することになるのでしょうか。

でもいい年して
ズッコケたくはないです。





●第6位 「ドターリ」



ドターリ。

ドターならまだしも

ドターリです。

最後の「リ」がなんともたまりません。
なんかセクシーなイタリア人女性のようです。





●第7位 「アゼーン」


ケンイチ氏が、
クラスに転校してきたイケメン男子・森守肉男(もりもりにくお)君に
すべての面で圧倒され、
そのダメっぷりを発揮するシーンにおいて
発せられていました。

唖然だけにアゼーン。

唖然とした様子がよく伝わってきますが、
ちょっとそのまま過ぎるような気もします。






●第8位 「ハラホロヒーレ」


とあるズッコケシーンにて
あまりのズッコケぶりに
我を忘れて理性を失ってしまったケムマキから
発せられていました。

ハラホロヒレハレの活用系なのかもしれませんが
あまりにもみっともないです。

ていうかこんな音
日常生活において発生させるの
到底不可能です。






●第9位 「レレレーッ」


これは「まんが道」において
満賀道雄がズッコケたときに発っせられていたものですが

レレレーッ
って。

レレレの叔父ならまぁ仕方ないとしても、

レレレーッ
って。

とりあえず僕は
たとえどんな窮地に追い込まれようとも
「レレレーッ」などと発することは
まずないであろうことを
ここで誓います。






●第10位 「ハトプップー」


ズッコケにおならが絡む
野比のおならズッコケシーンにて、
発せられていたのがこの音
ハトプップー。

ミラクルです。

すごい響きです。

しかも
まったく別の話における
骨川のおならズッコケシーンにおいても
このハトプップー
発せられておりました。

接頭語として担ぎ出されているハトが
かわいそうでなりません。





以上
いかがでしたでしょうか
ズッコケ擬態語。

いろいろ見てまいりましたが
一通り調査した印象としましては
どちらかというと藤子A作品のほうが、
ズッコケ擬態語がより激しかった
ような気がします。

でも
藤子先生の
各ズッコケシーンをよりドラマチックに演出する
ズッコケ表現手腕には
ほんと感心させられっぱなしでした。
さすがです藤子先生。


というわけで
ぜひみなさんも
これらズッコケ擬態語を
TPOに応じて
使い分けていっていただけたらと思います。
お手数ですが
どうぞよろしくおねがいいたします。
ではまた失礼致します。


じつはズッコケ擬態語まだまだ他にも
いっぱい描きました。第2弾も乞うご期待!
ていうか僕はいったい何をやっているのでしょうか。

 

 

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