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コネタ


コネタ201
 
みんなもおいでよ、フォッサマグナ!


今までの人生において
学校の授業にて
たくさんのさまざまな語句を
習ってきたこととは思いますが、

その中には
なんか妙に心引かれてしまう語句
っていうのが
誰しもいくつかあったと思います。

そんな語句の中でも
最も我々を魅了してやまなかった
授業語句と言えばやはり、

そうそれは
「フォッサマグナ」。

フォッサマグナ!!

そこで今回は、
今ヤングに最も熱いこのスポット
フォッサマグナを
実際に見に行ってきてしまいました!!

ヨシダプロ



フォッサマグナ。

必殺技のようなその言葉の響きだけで
もうグッときてしまいます。

地学や地理の授業で習って
まだ覚えている方もいるとは思いますが、
フォッサマグナというのは
糸魚川−静岡構造線によって隔てられている
日本列島を分断する断層地帯のことです。

とはいえ
そんな有名なフォッサマグナではありますが、
実際には一体どんなビジュアルをしているのか、
実際には一体どれだけフォッサな感じなのか、
気になっている方もきっと多いのではないでしょうか。

これはもう
実際に見に行ってみるっきゃないですよね!

というわけでさっそく
憧れのフォッサマグナを見に行くために
長野の山奥の
糸魚川沿いを
車を走らせていましたら、

さっそく現れました
フォッサマグナパーク!



で、これが
そのフォッサマグナパークということで、
へぇ〜
フォッサマグナって建物になってるんだぁ〜
と思っていましたら




これトイレでした。
ケアレスです。
ケアレスフォッサです。




で、どうやら
真のフォッサマグナは
ここから50m
野道を進んだところにあるとのことなので
早速先に進んでみることにしました!




そんなこんなで
ジャングルのような
野道をドンドン進んでいきますと、
すると道沿いの至るところに



岩石最新情報などの
フォッサ一口メモ
みたいなものがたくさんありました。

へぇ〜。




そして、
「水準点」もありました!
地学ファンにはたまりません。
ここを基準に地番の高さが測定されているわけです。
みなさんも水準点は大切にしましょうね。




そしてこのフォッサの道では
何人かの
かなりフォッサなフォッサFANな人たちと
すれちがうことになりました。
きっと彼らも
センターは地学受験なのでしょう。

ここで受験生のみんなに
マル得情報!!

ちなみに
僕もセンターは地学受験だったんだけど、
地学は勉強が暗記中心でいけるので
文系の人の5教科7科目受験で
理科科目が必要になった際には、
地学はなかなかにオススメだ!
志望大の2次試験との配点の兼ね合いも考えて
ぜひ選択しようぜ!

って、
DPZ読者に
受験生の方ってそんなにいるのでしょうか。
まぁ受験生でない方も
ぜひ受験してみていただけたら幸いです。




しかしながら
さっきから延々と同じような景色が続いているのですが、
一体いつ僕は
フォッサに出逢うことが
できるのでしょうか
ホントにフォッサはこの地にあるのでしょうか。




お〜っと、
すると突然
ついに我々をフォッサへと導く掲示板が!

やった!
この階段を下りると
ついに憧れのフォッサに出会うことができるのです!

そして
高鳴る胸の鼓動をおさえつつ
ちょっと階段を下っていきましたら

ありました!

いきなりありました!

出ました
これが噂の
フォッサマグナです!




フォッサマグナ ふぉーん!!


フォッサ
キター!!

今まさにココで
ユーラシアプレートと
北アメリカプレートが
がっちゃんこしているのです!




チョー
断層な感じ!!




でも
断層っぷりが
わかりやす過ぎて
逆にうさんくさい
このフォッサマグナさんですが、

もともと
フォッサマグナとは
ラテン語で「大きな溝」という意味なのでありました。(byナウマン博士)




でまぁ要するに
日本列島っていうのは
古い地層の溝状になっているところに
新しい地層がピタッと入っている
ような構造になっているのです。
で、
その境目の断面が
ここ糸魚川あたりに露骨に地上に表れている
という感じだったのでありました。

 (たぶんこの説明であってるはず! まちがってたらごめん、博士!)


というわけで以上
みんなも今までずっと気になっていた
フォッサマグナは
こんなことになっていたのでした!

すごいぜフォッサマグナ!

やったぜフォッサマグナ!

……。



いかがでしたでしょうか
我々が想像していた以上にフォッサだった
フォッサマグナ。

あのフォッサマグナは
こんなことになっていたのですね。

ぜひみなさんも
そんなフォッサマグナを
実際に見に行っていただけたら幸いです。


というわけで
では次回は、
学校の授業で習う語句ですごくグッとくる語句
第2位に輝いた
「モホロビチッチ不連続面」
実際に見に行ってみたいと思います。
どうぞよろしくおねがいいたします。
ではまた失礼いたします。

たまに道沿いに
スコップが落ちていました。
きっと地学マニアが
ついたまらず地層を掘り返してしまうのでしょうね。
フォッサですね。

 

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