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コネタ


コネタ204
 
地下鉄の謎の数字

東京の地下鉄でたまに見かける、謎の電光板の数字(右写真)。ずっと前から、何を意味するのか疑問に思っていた。

時刻をあらわしているように思うが、それにしては分は2桁あるのに時は1桁しか表示できないようだし、きまった時間しかあらわしているのを見たことない。

私も以前、時刻と間違え、えらい目にあったことがあったようななかったような。そんな数字の謎を解明します。

追伸:東京近辺でしかわからないようなコネタですみません。

乙幡 啓子

地下鉄駅構内には、時間をあらわす掲示板はすでにある。下のようなものだ。


券売機の上に。
ホームの上に。

これらは時刻を主張してやまない。どうみても何時何分、ということを伝えている。が、あの謎の数字は、これらの掲示板と違い、非常に控えめにぶらさがっており、できれば一般客に気づいてほしくないような雰囲気でたたずんでいる。

しかも、電車が来ないと無表示だ。そのうえ、進行方向とは逆、電車の最後尾に近い位置、つまり車掌からよく見える位置にさがっている。


電車のないときはOFF。

ここまでくればもうほとんどのヒントを与えてしまったも同然だ。もう種明かししてしまいますか。東京メトロ広報によると、「あれは、電車がついてから何分経過したか、ということをあらわしているんです。」

非常に単純で拍子抜けし、椅子から転げ落ちそうになった。しかしまだ疑問はある。なぜ、あんなところにわざわざ掲げるのだろうか?車掌は時計持ってないのか?

「車掌は電車到着時、様々なことに気を配らないといけません。お客様がちゃんと乗り込んだか、走り込み乗車はないか、など非常に気を使います。腕時計も持ってはいますので残り時間の判断はできますが、どうしても『腕を見る』という動作が発生しますよね。そうすると安全確認に支障をきたさないとも限りません。

その場合、あのような掲示板があると、目線の動きが最小限で済むんです。」

私の非常に好きな、人間工学系な感じの答えが返ってきた。目線のロスをなくすためでもあったのだ。

では、刻々と変化する電光掲示板を撮ってみたので、お好きな方はちょっと寄って見てってください。


電車到着・ドアが開くと同時にカウント開始。
以下、5秒ごとに切り替わる数字。
10・・・
15・・・この状態をよく見かける気がする。
20・・・
25・・・このへんで発車ベルを鳴らすようだ。
30・・・このへんでドアを閉じ始めるようだ。
35・・・このへんでドアが完全に閉まったようだ。
40・・・発車〜。
電車が行った後。このときは「50」を最後に、表示はOFFになった。

場合によっては、30秒経過でベルを鳴らしたり40秒くらいでやっとドアが閉じたりしていたが、本来は「30秒で出発」が目安だという。では実際、車掌はこの表示を確認しているのだろうか。何回も電車をやり過ごし、柱の影から車掌の動きを見張ってみた。


お、腕時計も確認しているようだ。このときは日曜昼なので、お客も少なく余裕があるのか。
ベルを鳴らす。安全確認中。

このときの目線の動きまではさすがにわからなかったが、ひとつの謎が解けてすっきりした。もうこれからは現在時刻と間違える心配がなくなったのだった。

 

 

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