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コネタ253
 
「ひざまくら」新発売


「ひざまくら」というまくらが発売される。女性の足を模したウレタン製のまくらだ。

写真を見ていただければ分かるように、かなりインパクトのある商品だ。まくらなのにスカートをはいている。しかもタイトのミニである。

なにをどうしてこの商品が生まれたのか。発売元の株式会社トレーンさんでお話を聞いてきました。

林 雄司


お話しいただいた常務の五十嵐さん
ひざまくら。横から。
このようにお尻が浮きます
意見が分かれたおなか。下着のラインもリアル
覗き込むから見えるのだ。
「癒しグッズとして売り出します」

応接テーブルにひざまくら

どうぞ、と通された応接テーブルの上にいきなりひざまくらがある。ひざまくらを横に名刺をいただく。はじめての経験だ。

この「ひざまくら」、見てるだけでもどきどきするのだが、触るともっとどきどきする。しっとりと吸い付いてくる肌の感触(デイリーポータルZらしくない表現ですな)、ポリエステルのタイトスカート。リアルだ。

「うわあ…」

などといいながら1分ほどさすっていた。そうだ、インタビューするんだった。

 

こだわりのディテール

−−−この商品はどういった狙いで?

「子供のおもちゃだけではなく、大人にもうける商品をと思いまして」

10代後半から20代前半の男性を想定していたが、30代から50、60代の男性からの反響が多いそうだ。ええ、たぶんそうだと思います。

−−−苦労された点はどのへんですか?

「足の部分に切れ込みが入っているんですが、ここの成形が難しかったです。」

この切れ込みのおかげでスカートが脱着可能になった。

「フレアスカートにしてかぶせるだけでどうかと工場の人に言われたんですが、それは納得できないと思いまして」

こだわりの商品である。ほかにもディテールにこだわっているのだ。

「おなかをふっくらしてたほうがいいか、痩せていたほうがいいかで意見が分かれまして。結局ふっくらさせました。」

それ正解ですよ。と完全に趣味で答えてしまった。

−−−あ、これパンツ見えないですか?

「ふつうの角度だったら見えないと思いますよ。」

そうか、僕が覗き込んでいるからか。

 

癒し系です

五十嵐さんがうったえたいのはこの商品が癒し系であるということだ。

「『やらしい』じゃなくて『いやし』なんです。」

五十嵐さんが独自にあつめたアンケートではひざまくらのイメージは「安心」だそうだ。興奮ではないのだ。

最先端の癒し系グッズ、「ひざまくら」である。


発売は12月4日だ

「ひざまくら」は12月4日発売。税込み9429円。スカートは赤と黒の2種類で、どちらかを選ぶことができる。11月20日から博品館(銀座)、東急ハンズ、ヤマシロヤ(上野)、キディランド(梅田)で先行発売される。

いやされます

ウレタンは製造に時間がかかるため大量生産が難しいとのこと。欲しいかた(含む僕)はお早めに。

お問い合わせ

株式会社トレーン
130-0005 東京都墨田区東駒形2−9−2
電話:03-5608-7261


 

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