家の前に置かれた植木鉢。陶製の植木鉢よりも、むしろ、元々は植木鉢ではなかった様々な物が、鉢としてリサイクルされているのをよく見かけます。
小さいものはペットボトルから、大きくなるにつれてバケツ、樽、発泡スチロール箱のプランター、ゴミ箱。そして、ひときわ大きな植木鉢として使われている代物が、あれです。
(八二一)
お風呂です
使用済みでお払い箱になった浴槽。これ、意外と植木鉢に再利用されていることが多いんです。 お風呂さえあれば、庭のない家でも大きな植木が植えられる。水はけ用の穴も完備。これはもしかして、理想の植木鉢と言えるのではないでしょうか!?
これなんか、玄関前に置かれてもまったく違和感がなく、見れば見るほど植木鉢みたい。もう、浴槽も植木鉢になりきっています。
これは、何の鉢?
ステンレス浴槽に緑の葉っぱがちょこんと出ている。 近づいてみると……
池です!
なるほど、庭といえば、池。 ちゃんと雨水も雨樋によって供給されるシステムになっています。水草による酸素もあり。ここに究極の資源のリサイクル、小宇宙がありました。
大きなサイズの陶器の植木鉢といったら、非常に高価。しかも、浴槽のような特大サイズのものはまずないでしょう。庭がなくて、ガーデニングに消極的だったあなた、浴槽ひとつで悩み無用ですよ!
せっかくだから、この際、リサイクルと言わず、ガーデニング用に新品の浴槽の購入を考えてもいいかもしれない、ここだけの話。