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コネタ


コネタ309
 
結婚式最前線〜ブライダル産業フェア2004

結婚にかかわる企業が集まる展示会、ブライダル産業フェア2004に行ってきた。

結婚式や披露宴に関する商品やサービスを扱う企業が、ホテルなどの会場側にプレゼンテーションするための展示会だ。未だ式場に届いていない、全く新しい結婚式ツールたちが集まっている。

派手というよりむしろ、こまごまと面白かったです。レポートします!

(text by 古賀 及子

まー、すてきー

正気でいくわよ

覚悟はしていたのだが、会場にきて、まずとりあえずクラっとした。私も女子である。ウェディングドレスを目の前にして脈拍を上げずにはいられない。

「あらー、まー、いいわー、いいんじゃなーい」
冷静になるために、心の中の声を母親世代ぐらいまで引き上げてみた。ここで乙女になってしまっては雰囲気に飲まれてしまう。正気を保て! 寝るな! 寝ると死ぬぞ!

いいわー
どうしましょー

二人の注入する液がハートの管を満たす

ぶん! ぶん! おお、消えない!

確かに私でもちゃんと炎が写せた

パーティー演出のブースでなごむ

なんとかウェディングドレスのブースが集まる一帯を回避したころ、目の前にあらわれたのはテーブルサービス(披露宴で新郎新婦が各テーブルを回って行うアトラクション)のデモンストレーションだった。

「……といったわけで、2種類の液をこのように同時に注いでいただきます」

デモンストレーションを行うのは男性のお二方。ちょっと見られないカップリングでの共同作業。

「こうして、だんだんハートの形が見えてくるわけです」お二人ともなんとなく照れ笑い。見ているギャラリーも照れ笑い。私の脈拍もすっかり正常値に。

よかったら、振ってみて下さい! と言われたのは「キャンティー」というキャンドルサービス用の着火スティックのブース。振っても炎が消えず、ロウが垂れない上、匂わないというメーカーさん自信の一品だそう。

お言葉に甘えて振りかぶってみると、確かにエメラルドグリーンの炎はついたまま。「すごいですねえ」「でしょう、男の力で振っても大丈夫ですよ。(担当の方、思い切り振る)ね?」「おおー!」

まさかここへ来て初対面の男性と二人で棒を振り回すことになるとは思いもしなかったが、これは画期的。

続いて覗いたロウソクやオイルランプのブースでは係りの方が突然ぶっちゃけた。

「このパンフレット、素人が作ったんですよ」

いきなり何を言い出すのかと思ったが、素人の写真にもちゃんと写るほど発色の美しい炎であるということのPRなのだそうだ。なるほど結婚式といえば写真。「素人が作ったパンフレット」を全面に押し出すのも、この展示会ならではかもしれない。

泡やシャボン玉を発生させる装置もあった
「隣のブースに迷惑をかけないように加減してやってます。実際はもっと出ますよ!」
こちらも液体を流し込んで光らせる装置
「従来のキャンドルサービスとは違うイリュージョン性とサプライズ性が売りです」ほほう

CD-Rのカタログも最近始めたそう

上部がパチンととめられるタイプが基本

お馴染みの結婚式グッズもずらり

すっかり和んだところで、さらに突っ込んだグッズのブースもまわっていく。

本がたくさん並んでいるので何かと思ったら、引き出物のカタログだった。あ、そっか。ブライダル関連の企業と言っても、ウェディングドレスやパーティーグッズばかりではないのだ。

このカタログ制度って、人気の商品とそうでない商品が大幅にバラついたりしないのか常々疑問だった。だって、おもちゃからベルトから佃煮からとにかく色々載っている。そのへん、どうなんですか。

「今は約1,500商品が掲載されてますが、ほぼ満遍なく商品はオーダーされていますよ。男女、年代問わない方々がご覧になるカタログですからねえ」とのこと。是非にと佃煮をオーダーする人もいるところにはいるのだ。いや、佃煮は私も好きなんですが。

さらに紙袋のブースもあった。会場の名前を入れたオリジナルの紙袋の製作を請け負っている会社だという。

そう、結婚式と言えば紙袋。正装した一団がお揃いの大きな紙袋をぶら下げて移動する、あのいかにも感は一つの街の光景だ。

こちらは席次表ですが、なんだか見慣れない
実は出席者の似顔絵入り。またえらく細かい需要を突いてきましたよ

ウェディングとは縁遠そうなゴツさ

江戸菜という葉野菜振る舞い中

またどうしてブライダル産業フェアに

だいたいのブースは回った。だが、何カ所かどうにも分からない物を扱っているブースがあるのだ。

無線である。一見ウェディングとのつながりがサッパリのこのブースにはかなりの人垣ができていた。聞けば、会場で式の進行をするスタッフの方々の連絡用だそうだ。

「無線機があれば、どんなところでもさりげないサービスができます。会場内の温度調節などもすぐにフォローできますし」ははあ、なるほど。そうゆう絡み方ですか。

そして、もう一つ。婚礼や宴会向けの食材が試食できるというブースで生ハムやデニッシュ、プチケーキなどの隣に展開していた「江戸菜」という聞いたことのない名前の葉もの野菜。なんでまた野菜でここに参戦を。おひたしをいただきながら話を聞いた。

「こちらの野菜は一般には流通させてないんですよ。プロの調理人さんに向けて卸してます。披露宴のメニューにも使っていただけたらと思いまして」

無線も野菜も一枚かんでいる。ブライダル産業の懐の深さにふれた1日でした。江戸菜はとても美味しかったです。

試食コーナーでは
江戸菜の他にも
色々頂戴しました

式の撮影全般を行っている企業のブースでは新郎新婦のエピソード編集ムービーが放映中。
右の方は、つい泣いちゃったのかと思いきやクシャミを押さえていらした


 

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