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コネタ


コネタ383
 
盛岡三大麺を東京で食べる
麺の国もりおか

いま、麺類界で、盛岡が熱い。
そんな「界」があるのか? と疑問に思う方は、昨今の讃岐うどんブーム、ご当地ラーメンブームを思い出してほしい。いかに私たちが麺類界に翻弄されているかがお判りいただけるだろう。麺類界、おそるべし。

そこで、盛岡だ。
ほとんどの地域が「1地域1麺」であるのに対し、盛岡
には名物の麺が3つも存在する。1地域3麺。

これは尋常じゃないぞ!ということで店を回ってみた。
といっても、麺だけのために盛岡に行けるほどお大尽ではないので、東京近郊で回ってみた。

高瀬 克子

選りすぐりの3店

わんこそば、盛岡冷麺、じゃじゃ麺。
これが、盛岡名物といわれる麺たちだ。いわば三大麺。

「はなまるうどん」が大々的に全国展開していることだし、盛岡の麺たちも都内に出店しているのでは…? と思い、ネットで検索してみたのだが、…ない。
いや、正確に言えばあった。あったが、都内に一軒とか、そんなレベル。

まずは神田の「玄鈴」という店に行ってみた。ここは盛岡冷麺が食べられるという店。


専門店ではなく呑み屋さんです
ちなみに、ぴょんぴょん舎とは盛岡の有名店

店内は、仕事帰りのサラリーマンでいっぱいだった。この店、盛岡冷麺のみならず、全国各地の名産を売り物にしている。お父さん達は「ああ、懐かしいな」なんて言いながら、地元の味を楽しんでいるのだろうか。

次は三軒茶屋に、じゃじゃ麺の店を訪ねた。


こじんまりした可愛らしいお店
外の椅子の上にはチラシが

ここ「じゃじゃおいけん」は、ハッキリと「専門店」をうたっている。どうやら「東京初上陸!」らしい。
小さな間口の店を覗くと、お客さんがけっこう入っている様子。…なんだか、全員岩手出身者のように思えてきて、地元の話題で盛り上がってるとしたらアレだよなぁ…と、結局入りそびれた。気が弱い。

そして、わんこそばの店は、なぜか横浜(東白楽)にあった。


住宅街に突如あらわれる蕎麦屋
この日はもう閉店してました

聞くところによると、わんこそばを食べられる店は関東でもここだけらしい。ああ、わんこそば食べたかったなぁ。でも挑戦するとしたら、ひとりじゃなく、大勢の方が楽しいよなぁ…、と思いながら帰途についた。

…え? ひとつも麺を食べてないじゃないかって?
ご安心ください。これから食べますよ。家で。


 

駅の売店が凄かったのです

正月に秋田に帰省したおり、盛岡で乗り換えの時間が余ったので、駅構内のみやげ物売り場をウロウロした。


麺だらけ
麺だらけ(リピート)

そんな、麺だらけの売店で見つけたのがコチラ。


なんと3つがパックになっている、その名も「盛岡三大麺」

…なんじゃこりゃ! とにかくビックリした。思わず商品を手に取り、その場に立ち尽くして「うむむむむむ」と唸った。

そして、なぜか「これは買わねばなるまい」と思い、生タイプの麺がぎっしり詰まったパック(重い)を買い求め、東京へ持ち帰ってきた、というわけです。


中身はこんな感じでした

では、さっそく食べてみましょうか。

 

どれもおいしい

まずは手軽に、わんこそばから。


パッケージ写真。わんこそばって、こんな上品だったかしら
少量を薄いダシ汁に浮かべてみました

半生タイプの蕎麦って初めて食べましたが、おいしいですね。一度、腹がはち切れるくらいに蕎麦を食べてみたいものです。やっぱり、そのうち挑戦しなければ。わんこ。

 

次は盛岡冷麺。
本場の平壌冷麺と違いソバ粉が入っておらず、牛骨ベースのスープなのが特徴らしい(平壌冷麺は水キムチのつゆベース)。


この写真を見ていたら焼肉が食べたくなった
さすがにスイカは用意できず

麺が太くてモチモチしている。ちゃんと噛み切らないと飲み込めないほど力強い麺だ。ラーメンのように一気にすすると、口の中がにっちもさっちもいかない状態になるので気をつけよう。スープもさっぱりしてておいしい。…これは飲んだ後のみならず、二日酔いの時にも良さそう。

 

そして最後は、じゃじゃ麺。私たちがよく知るジャージャー麺とは何が違うんだろう。


この書体、じゃじゃ麺のためにあるかのよう
麺は水で洗わず熱々のまま食べる

この麺は、…うどん? 肉みそも甜麺醤っぽい甘さがない。とにかく、中華料理屋で食べるジャージャー麺とは全くの別モノだった。


このツヤですよ

ラー油、おろしニンニク、おろし生姜も加えて、とにかく混ぜる。そして食べる。ネギとキュウリが肉みそのコッテリ感を和らげていて、なんというか、インスタントとは思えない味がする。…うまい。

じゃじゃ麺の袋に「薬味と味噌がのこり一口になったら卵を割り入れ、熱い茹で汁を注ぐとチータンタン(チータンスープ)の出来上がり」と書いてあったので、その通りにしてみた。


ひとくち残すのが難しい 卵を落とし入れ 茹で汁を注ぎます

ああ、これは優しい味がする。茹で汁の温度がチンチンに熱くなかったせいかスープが濁ってしまったのが少し悔しいが、とにかくキレイさっぱりいただきました。満足です。

家で食べた盛岡三大麺は、どれも土産物とは思えないくらいにおいしかった。インスタントでこれなのだから、実際に店で食べたらどんなにおいしいことだろう。

盛岡の人は麺好きなのか? この3つ麺の由来は? そして大陸との繋がりは? など謎は残ったままだが、まぁ、おいしければなんだっていいのだ。

次に盛岡へ行った時には駅の外に出て、地元の人のお薦めなどを聞きながら食べ歩いてみたい。その前に、まずは東京に出店した三大麺を食べに行こう、と思う。

いずれチャレンジしたいです


 

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