似顔絵の出来上がり
アームが地味に動き続けること数分、ロボットの動きが止まった。ついに似顔絵の完成である。
完成作品を目の当たりにして思わず言葉を失う。…えっ、ロボットを駆使してこんなショボい出来映えなの!?
これだったら、取り込んだ画像の輪郭をトレースして印刷したほうがずっとキレイなんじゃなかろうか。ロボットが筆を使って描くところがミソなんだろうけれど、それにしても。
いやまァ、これを言えば最新のロボットだって同じかもしれませんが。「手のひらに垂直に立てた棒を倒さずにキープする」のが画期的と言われてるらしいですし。
「オレがやったほうが早いじゃん」とか言わず、何億円もかけてロボットにさせるのが、科学の進歩なんでありましょう。
|