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コネタ


コネタ466
 
新しいカレー南蛮のカタチ
人生初のカレー南蛮そば。デジカメがなかったので、携帯で撮影

そば屋でカレー南蛮を頼むと「ソバですか? ウドンですか?」と聞かれる。決まっていつも「ウドンで」と答える。

先日、生まれて初めて「ソバで」と答えた。

いやー、カレー南蛮ソバ、おいしいですね。そして、ウドンのように麺がピュルッとしないので汁が飛びませんね。これは嬉しい発見でした。しかも細い蕎麦にカレーがズルッと大量に絡まって…、うんめえええええ(やぎ化)。

カレー meets ソバ。これはイケる。というわけで、いろいろとお節介を焼いてみました。

高瀬 克子

麺棒も包丁も必要なし

ソバを練る

私が目指すのは、新しいカレー南蛮だ。市販されているソバ(麺)を用意したのでは意味がない。ということで、そば粉を買ってきた。

そういえば、一度だけソバを打ったことがある。ソバ粉100%のものを扱うのは大変だったが、まぁ今回は目的が麺ではないので大丈夫だろう。ずいぶんと気が楽だ。

簡単に作れそうで、なおかつおいしいソバ料理といえば…。

ソバ粉と同量の水を加えて
火にかけます
練るたびに、どんどん固くなり…
固くなりすぎて、もうヘラが動きません。ツノの立つ蕎麦を初めて見ました

…はい。「そばがき」です。

簡単に出来そう、と作り始めたのだが、「これからは気軽な気持ちでそばがきを注文できないな」と思うほどに大変な作業だった。そばがき作りは重労働であり、体力勝負なことを実感。それほどにコシの強いそばがきが出来上がった。

で、その結果がこちら。


「カレーそばがき」の完成です

ねっちり、むちむち

味は、まあ合格としよう。そばがきもカレーも、それぞれにおいしい。

問題は、口当たりだ。

モッチモチのそばがきとコッテリしたルーカレーの組み合わせは、びっくりするほど口の中がベタベタになる。

スープタイプのカレーなら大丈夫だったかもしれない。そばがきを蕎麦つゆで食べる理由が、今さらながら理解できた。


カレーそばがき ★


さあ、気をとりなおして、次いきます。

 

ふくらし粉として重曹を入れます

ソバを焼く

今度はソバを焼いてみたい。最近は蕎麦クレープや蕎麦パン、蕎麦クッキーも人気のようだし、これなら口中モッチリ地獄に陥らずに済む。

カレーによく合う新しいソバの形。いろいろ考えたが、やはりアレしかないだろう。

ただ、今回はレシピがない。先達を探してネットで検索をかけてみたのだが、とうとう見つけられなかった。手探り状態でのスタートである。合い言葉は「なんとなく」だ。

なんとなく熱湯を注いで
なんとなく牛乳も入れてみた
それぞれの量は、固さをみながら適当に加減
まな板の上で伸ばします
直径約25センチのフライパンにかろうじて乗ったが、もろくも割れてしまった
ちょっと固いな…、今度はちょっと柔らかいな…を繰り返しているうちに、タネがどんどん巨大化していった。

わりと高めの蕎麦粉を買ってきただけに、失敗したら目も当てられないが大丈夫か。
不安になりながら、蕎麦粉100%の生地をテフロン加工のフライパンに乗せ、焼いていく。

重曹を入れたハズなのに、ちっとも膨らまないし、ずいぶん時間が経ったのに、色も白っぽいままだ。

…やっちまったか?


とりあえず「蕎麦ナン」の完成です

普通のナンと明らかに違う点といえば、やはり厚みだろう。こちらは薄っぺらいままだし、グニャリと曲がりも伸びもしない。ちょっと力を加えると、ポロリと折れる始末だ。

だが、その折れたナンの断面を見て、心がときめいた。


ちゃんと茶色くなってる!

顔を近付けると、なんとも香ばしい蕎麦のニオイがする。思わずそのまま食べてみた。…う、うまい。

パサパサでもなく固くもなく、適度にしっとりさえしている。これで分厚かったらヘビーかもしれないが、薄さが功を奏してか、サクサクどんどん食べられる。

いかん。目的は新しいカレー南蛮だった。


カレーをすくっても、本物のナンのようにベロンとならない

…これが、マズイわけがない。

あんまり「ウマイウマイ」を連発すると信憑性がなくなるのは百も承知だが、それでも言わせてもらおう。

ものすごく、おいしいです。


蕎麦ナン ★ ★ ★ ★ ★


また作ろう

ウェブマスターである林氏は「蕎麦ナンを作ろうと思う」という私の話を聞いて「その写真のインパクトだけで、きっと十分面白い」と笑っていた。その反応に私も「今回は見た目勝負か」と、味に関しては半ば諦めてかけていたのですが。嬉しい誤算です。

柔らかすぎない蕎麦のナンはいいことだらけだ。たとえばですね、カレーをスプーンですくったとしますね。それをスプーンごと食べているような感覚なのですよ。

蕎麦粉100%のナンを出してくれるカレー屋はないと思うので、食べてみたい方は作ってみてください。合い言葉は「なんとなく」で。おすすめですよ。


 

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