まず覆面レスラーを用意しないといけないが、生憎僕には覆面レスラーの知り合いがいない。だったら自分が覆面レスラーになるしかないので、新宿のプロレスショップに出向いた。創業20年、プロレスショップの老舗アイドールさんだ。
店内は撮影禁止だったので写真を掲載する事が出来ないのだが、店内には様々な種類の覆面やプロレス関係のビデオ、雑誌が陳列されていて、まさにプロレスファンの聖地という趣。覆面レスラーについて店員さんに質問すると丁寧に色々と教えてくれた。
曰く、覆面レスラーといえばメキシコが本場だが、メキシコ人はみんな小柄なので覆面も小さい。なので、メキシコのレスラーという設定ならば小柄な僕でも十分有り得る、らしい。レスラーに見えるかどうか不安だったので少し安心した。
しばらく吟味した結果、僕はドスカラスというレスラーのマスクを選んだ。その昔、「スカイハイ」というテーマ曲で一世を風靡したミル・マスカラスの弟だ。
|