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コネタ


コネタ520
 
手作り糊で、こんなことが出来る
でんぷん

糊の主成分をご存じですか。

…え? 知ってる? …そうですか、私は知りませんでした。主な成分は「でんぷん」だそうですね。

でんぷん。イモなんかに入ってるアレですか。だったら糊なんて、わざわざ買う必要ないじゃないですか。台所にあるもので作れるじゃないですか。

そんな思いに駆られ、作ってみました。

高瀬 克子

粉から糊へ

でんぷんといえば、片栗粉だ。揚げ物(立田揚げ)が好きでよく作るため、我が家の片栗粉消費量は、ちょっとすごいことになっている。


原材料:馬鈴薯

他には料理のトロミ付けに使う片栗粉だが、今回は食には無関係だ。
そのわりに罪悪感がゼロなのは「糊づくり」という正当な理由がある
からだろうか。

さっそく水で溶いた片栗粉を鍋に入れ、火にかける。


あっというまにプリプリに
ものすごい粘着力

驚いた。ものの10秒で糊が出来てしまった。ためしに紙が付くか試してみたのだが、結果はご覧のとおり。


剥がそうとすると、紙自体がメリメリと剥がれます

すごい。糊って、こんなに簡単に出来たのか…。もはや私の頭の中では、糊は文房具ではない。台所用品の一部だ。

調子に乗って、さらにもう一種類作ることにした。片栗粉以外に「でんぷん」全開な物といえばコチラ。


原材料:とうもろこし

こちらも同じように、コーンスターチを水で溶いて火にかける。やはり水の温度が上がってきたかなー、と思う間もなく糊が出来た。
簡単すぎて拍子抜けするくらいだ。


こちらは透明感ゼロ。真っ白
なんとなくヤマト糊な風貌
片栗粉糊よりも塗りやすい
こちらも紙自体が剥がれるほど

さらに調子に乗りました

昔の人は、障子の張り替えにゴハンを使ったという。果たして「ゴハン糊」は、イモやトウモロコシ以上の威力を発揮するのだろうか。



お粥を作るように、コトコト煮ていきます
少し粒が残っているものの、糊の出来上がり

あっというまに糊が出来た「粉」とは違い、白米からの糊づくりは、なんと2時間かかった。昔の人も、こんなに時間をかけて作ったのだろうか。始める前に、母親に聞いておくんだった。

コメ糊、とても塗りやすい! これならズンズン障子も塗れそう
粘着力も素晴らしい

せっかく出来た糊を、このまま「お粥」として食べてしまっては勿体ない。なんたって、食べられる糊だ。

というわけで、意味もなくアレコレくっつけてみました。

 

同じコメから出来た物だもの

煎餅っぽい物を買ってきて、思うままに糊づけてみた。理由はない。
糊づけたかったから糊づけたのです。竹たてかけたのです。


おお、糊づけてみたい
あられを皿にザバーとあけます
ひとつずつ付けていき
さては南京玉すだれ〜♪

あられ自体の重さと、糊が瞬時に乾かないことが影響し、写真以上の長さの玉すだれは出来なかった。

残念であると同時に、瞬間接着剤を発明した人類を褒め讃えたいと思った。…アロンアルファ、食べられないけど。


くっつけ欲をそそる、小さな梅あられ
これも、ここまでが限度でした

「上に伸びるには限度がある。ならば、平面にくっつけてみよう」と思いたち、出来上がったのがこちら。


普通の煎餅が、ここまで可愛くなりました。お花見に是非どうぞ

まだまだ可能性がある糊です

これからは「あっ、糊がない!」なんて時は、コンビニに走らずに台所を漁ろう。

糊が食べられるなんて、考えてみればスゴイ話だ。もっと他に有効利用できると思うのですが、どうでしょう。何か思い付いたら、どうか教えてください。

糊づけ煮干し(ネコ用)

 

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