デイリーポータルZロゴ
検索天気地図路線このサイトについてランダム表示ランダム表示
アット・ニフティロゴ

コネタ


コネタ586
 
ラジオを外で聞きまくり

世の中、目に見えない物の何と多いことか。
感情、行間、おなら、ライブの熱気。
中でも電波はすごい。今やどこにいても体を包むように何かしらの電波が空中を漂っている。触れないのが不思議な程だ。

「見えない、触れないんじゃあ、存在を疑ってしまうなぁ」
そう感じる方も多いはず。そこでそんな電波にこちらからアプローチしてみよう。

手作りラジオで電波を拾いまくってみましたよ。

佐倉 美穂

キットの中身。何がなんだか。
こ、こんでんさ??
ビールの缶でも聞こえなかった
人体でラジオが聞けるわけもなく

鉱石ラジオ作成

鉱石ラジオという存在を最近知った。
電池もいらない簡単に手作りできる手のひらサイズのラジオだ。

これは作ってみるでしょう。

ということで早速キットを購入。本当は全てパーツを揃えるところからやりたかったが、なにぶん電気に疎い私だ。そのへなちょこっぷりは説明書を見ただけで材料を放り投げたくなるくらい。

それでもなんとか「このコンデンサって数字が書いてあるやつだよな」なんてやりながら組み立て完了。

見たこともない、片方しかピンの出ていないコンセントを家庭用電源に入れると………

おお、聞こえる! 
ラジオネーム「ピンクレディーのケイ」さんがスカートを自転車に巻き取られて脱げちゃった話をしている。どうやらニッポン放送のようだ。独特のAM臭のするトークを聞きながら感動する。

私のやる実験は夏休みの自由研究に重宝する、という感想をいただくことがあるが、今回のラジオも使えますぞ、お母様方。


他のもので聞いてみる

この鉱石ラジオ、キットに入っていたダイオードの部分は、他の鉱石でもラジオとして聞けるらしい。
そこで家にあるものを物色し、鉱石らしい物で試してみるが…

ダメだ。全くラジオが聞こえるものがない。
金属では全くの無音になってしまうし、人体だと強く「ブー」と鳴るだけ。墓石などで試してみたかったが、家にはないからなぁ、墓石。

しょうがない、外でそれらしき物を見つけて試してみることにした。
しかしここで問題点が一つ。
このラジオには長い長いアンテナが必要なのだ。
上で書いた、ピンが片方のコンセントを刺した家庭の電源の線がアンテナになっていたのだ。

外にそんなもの、ないよ。

とりあえず巨大な金属で、外にあるものをアンテナ代わりにしよう。
ということで車に移動する。

 

外はアンテナに溢れていた

まずは車でトライ。
アンテナ部を車のドアの金具に付けると…聞こえた! かすかだけれども聞こえる。
これなら車で鉱石を探し、車をアンテナにしてラジオを聞けるかもしれない。


車がアンテナに!

意気揚々と鉱石を探そうとした時、目に入った駐車場の看板。
これ、金属だよな…。
試しにアンテナ部を付けると、おお、これも聞こえる。
メッキしてある部分はダメだが、ネジの部分に金具を付ければアンテナとして機能するよ!


今看板が電波を集めております

こんな普通の看板が、ラジオの電波を拾っている。
これはもしかして、そこら中の金属がアンテナ代わりになるかもしれない。
いろいろ試してみた。


人様のお宅の柵。
聞こえない…。
やはりメッキがしてあるとダメなのだ。
注意の看板。
これもメッキがしてあるが、裏のネジの部分からなら聞けた。
「注意」、ただいまアンテナです。
自販機。
こりゃ驚いた。正式なアンテナと同じくらい大きな音ではっきり聞こえる。
そしてさらに驚いたことに…
金属に触れなくても、近づいただけでラジオが聞こえるのだ。
渦巻く磁場。
自販機の驚異の見えない能力を聴力で知る。
トタンもメッキがしてあるが、これもネジの部分に金属を付ければアンテナに変身だ。 ブランコも握られてメッキがはがれたところで聞こえる。

身近に溢れている金属がアンテナになる。
つい楽しくて、あれもこれもと試してしまった。
今では金属を見るたびに「あれはいいアンテナになりそうだ」と思うまでの成長ぶり。

そして当初の目的、鉱石の代わりはなかなか見つからず、公園の石碑で試してみたが聞こえなかった。

でもいい。街に漂う電波を拾う面白さは堪能・披露できたのだから。

SL模型でも音が聞こえたよ

 

▲トップに戻る コネタバックナンバーへ
 
 


アット・ニフティトップページへアット・ニフティ会員に登録 個人情報保護ポリシー
©2012 NIFTY Corporation