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自分の馬力を知る

唐突ですが、アイツ、馬力あるよなあと言われたら、すごくうれしくないですか?
実際、褒め言葉ですよね。
スタミナがあって、すごく力持ち!という響きのある言葉、「馬力」。
なぜだか、かっこいい。
そんな馬力を調べる機械があるということで、試してきました。

(text by 藤村 岳

馬の博物館で馬力を知ることができる


 

横浜、根岸競馬記念公苑にある馬の博物館。
西洋式の競馬の歴史や、各地で発掘された馬のはにわ、馬との生活を再現したコーナーなどの展示物が充実していています。
月に数回、乗馬デーがあるので、馬に乗ってみたい方はぜひお試しを。

そして、今回の目的、馬力を測る機械もあります。


 

しかし、馬力ってすごくあいまいな単位だと思いませんか?
馬が基準って、よくわからないですよね。

館内の説明書きによると1馬力とは「75kgを1秒間に1メートル動かす力」だそうです。
ほほう。ついでに辞書でも調べてみると「1馬力とは735.5ワットのの工率をいう」とあります。

さらに、いつごろ言われだしたのかを調べると、1765年、イギリスのジェームス・ワットが蒸気機関を発明した際に彼の発明品がどれくらいの仕事量なのかをあらわすために作り出されたのが馬力という概念。うーむ、これだけ聞いてもわかりにくい。

概念はともかくとして、実際にやってみるほうが早いです。

 

ということで、実際にやってみました


負荷を弱、中、強から選び、
5秒以内にせーので引っ張る
と、結果が、出ます
 
 
 
僕だけでは、たいした結果は出ないと思ったので、趣味はトレーニング、ストレス解消法は重いものを持ち上げること、という屈強な友人S(下)も連れて行きました。
僕は0.4馬力、友人Sは0.6馬力と健闘。さすが。

まとめ

いままでの最高は、0.8馬力とか。
「柔道をやっている人が出しました!」
と受付にいたおじさんは楽しそうに答えてくれました。
この馬力測定マシーン、人気があり、ちびっ子に占領されてたのですが、その合間を縫って何度もチャレンジ。
でも僕らの記録は、最高は0.6馬力まで。
0.8馬力には及びませんでした。
そう考えるとアトムの10万馬力って、スゴイんですね。
馬に換算すると半人前ならぬ半馬前。
ぜひ、自分の馬力を計測してみてください。


馬糞の標本も、でも、本当に標本?でも、なにかこう、臭いが。
リアルな馬もおります。
ヒヒン。

 

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