デイリーポータルZロゴ
検索天気地図路線このサイトについてランダム表示ランダム表示
アット・ニフティロゴ

コネタ


コネタ614
 
ストロー酒は本当に酔うのか?

ストローで酒を飲むと酔っぱらう。

よく聞く話だ。理由もわかる気がする。アルコール分が直に体内に届き、脳みそを刺激するイメージがある。

じゃあ、普通に飲むよりどれぐらい酔うんだろう。紙パックの日本酒だとかフローズンカクテルでないとストローで酒を飲む機会はないが、一人酒をするときなんか手っ取り早く酔っぱらえていいんじゃないか?

実際どの程度酔っぱらうのか試してみました in 自宅。(古賀及子


二日間で実験します

酔い方というのは気分や体調によってずいぶん違う。疲れていたりするとすぐに酔っぱらうし、緊張している席ではほとんど酔っぱらわない。

今回は厳正に普通に飲む酒とストローで飲む酒の酔い方を比べたいため、なるべくコンディションを同じにして二夜で調査した。

飲むのはワンカップ。私はビールが大好きで、酒はほぼビールしか飲まない。スタート時から朝までビールだ。今回あえて日本酒を選んだのは、強い酒の方が結果が目に見えるのではないかと思ったから。

自宅客間にての実験ですが、何だこの雰囲気

調査は晩ご飯を腹八分目まで食べた後、つまみは無しで行った。

第一夜・普通に飲む

まず初日はストローなしで。ぱかっとカップ酒をあけ、テレビを見ながらぐいぐい飲む。一口目ですでに、むはーっとお腹の中が熱くなってきてしまった。だ、大丈夫か、ストロー以前の問題になってないか。

しゃべり相手もおらず、もくもくと

一人酒をすると、私は俄然飲むピッチが上がる方なのだが、慣れない日本酒だけにやや警戒してちょっとづつ飲み進めた。思った以上の量の多さにおののきつつも完飲。

立ち上がろうとしてややふらつく。おおっと、いけねえ。普通に立派に酔っぱらいです。

調査方法は

さて、問題の酔っぱらい具合の調査方法だが、よく飲酒運転者を判別する方法で、白線の上を歩かせるというのがあるだろう。歩行がふらつかないかチェックするあれだ。

これを一人でやってみることにした。チェックしてくれる人がいないので、足跡を模造紙につけていくことに。

なんだかんだいって、ワンカップ1本飲んでいる。模造紙を用意したりが面倒くさくて仕方がなかった。何度も今日はもういいからビール飲んじゃおうかと考えつつも、なんとか気持ちを押さえて道に模造紙を敷く。

ヨイイされたのはレッドカーペットならぬホワイトペーパー。じゃーん。


自宅前にべろんと模造紙。その先に撮影用三脚 歩いていきます。わりと堅い足取り

気持ち的にはかなりクラクラしていい気分だったが、ふらつくことなく割にしっかり歩けた。とりあえず、ワンカップ1本を普通に飲んだ場合、私は正気でいられることが確認された。

では、ストロー飲みではどうだろう。

第2夜・ストローで飲む

昨晩はワンカップ1本のあと結局ビールに戻ることなくお風呂に入ってすぐ寝てしまった。寝覚めも良し。

今日はいよいよストローだ。どうなんだろう。どんだけ酔っぱらっちゃうんだろう。この場合ストローは細ければ細いほど酔うイメージだ。果敢にもパックジュースについていた極細のものを用意した。

長さがちょっと短いです

いざいざ、吸っていく。まず分かったのは、ストローで吸うと甘さが普通に飲むよりもダイレクトに感じるということだった。勢いよく舌にあたるので酒感もぎゅんぎゅん伝わってくる。

あー! やっぱり酔っぱらうぞ、これ!

むう

が、最初ビビったストロー酒も、徐々に慣れてきた。慣れてしまうと、アルコールよりも日本酒の甘さがじーんと感じられるようになる。

そうそう、飲み屋に行くと、ウーロン茶にはストローが付いてくるが、ウーロンハイにはストローはないという具合に酒か否かをストローで見分けられる。ストローは飲酒気分を削ぐのか。

結局なんとなく、1本吸い尽くした。うん。まあ、普通に酔っぱらっている気がする。どの程度なんだろ、この酔い感は。またしてもめんどくさがりながら模造紙を敷いて歩く。

二日連続でこの儀式

そして結果は

言ってしまうと、自分の感想としては酔い感に代わりはなかった。強いて言えばストロー酒は吸い始めに「これは酒だ!」と力強く感じたぐらいだろうか。

まずは、両日の飲んだ後の表情をごらんください。


こっち1夜目飲み終わり こっち2夜目飲み終わり

どうでしょうか。やや二日目のほうが顔の筋肉がゆるんでいる気がする。どっちみち、両日ともに飲んだあとにセルフタイマーで写真を撮るぐらい(さらに模造紙を道に敷くぐらい)の余裕はあった。

そして、苦心してとった足拓は。

べろーっと広げて検分。右がストロー酒後

うす付きだった足跡は周りをペンでなぞった。両方とも5つの足跡がついている。

びみょう……

ややストロー後(右)の方が歩幅が狭いか? 歩幅が狭い→酔っぱらうと、やや意識的に用心して歩くため歩幅が狭くなる→やっぱりストロー酒の方が少し酔っぱらった?

……と思って気がついたのだが、二夜目、ストロー酒の日、私はスカートをはいていたのだ。自然と歩幅も狭くなる。結局、あんまり代わりはなかったようだ。がーん。

ワンカップはラベルの裏に巨樹の写真が

実験後、ネットなどでストロー酒と酔いについて調べていると、TBSラジオのページ小堺一機のサタデーウィズ内のコーナー、サントリーによるお酒にまつわるFAQのコーナー(http://www.tbs.co.jp/radio/withcall/20031129.html)にこんな記述を見つけてしまった。

Qストローでお酒を飲むと酔いが早くなるのは本当ですか
Aそのような事実はありません。

酒の大手メーカーがズバリの回答である。また、そんなごむたいな。

それでも個人の日記ページなどで、ストロー酒は酔っぱらうと言う記述を多く見かけた。

病ばかりでなく、酔いも気からということなのかもしれません。実験も終わったし、今日は友達と普通に楽しく飲みたいと思います。


 

▲トップに戻る コネタバックナンバーへ
 
 


アット・ニフティトップページへアット・ニフティ会員に登録 個人情報保護ポリシー
©2012 NIFTY Corporation