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コネタ


コネタ697
 
チーズで立体地図を作る

紀伊国屋書店をうろついて、地図コーナーに行くたびに気になっていたものがある。「てづくり立体地図」 だ。昔 皆さんも、地理の時間に似たような教材を使ったことがあるのではないでしょうか。

等高線どおりに切り抜いて貼っていくだけで、立体的な地図ができあがる興奮。1795円、買おうか買うまいかずっと迷っていた。で、ようやく、何かのはずみで購入したのだった。

せっかくなので、普通に作るだけでなく、何か広げて遊んでみたい。

夏休みの宿題を早めにやっておく気分です。

乙幡 啓子

この地図は、ニシムラ精密地形模型」さんというところから出ている「だんだん地図」というシリーズのものだ。定価1795円。 「新しい趣味にいかがですか・・・」 と、裏にコピーが書いてある。

「インテリアに」 とも書いてある。それはどうなんだろう、と思いながらも作業を開始する。


高地に行くに従い、濃い茶色になっていく。よく考えると、実際は逆だ。
カッターでさくさく切れる。

ボードの材質はスチレンなので、カッターで容易に切れる。が、精密作業用のカッターならいざ知らず、普通の家庭用のでは紙の向きをいちいち変えたりと、扱いが非常に面倒だ。

「スチレン?ならあれが使えるではないか!」 と、もぞっと取り出すのは最近 (自分には) ヘビロテ気味の、スチロールカッターだ。


おおー、やりやすいことこの上なし。
カパッと切り抜ける。快感すぎる。

こんなに日本全国津々浦々の海岸線を意識したことはかつてなかった。そしてその海岸線の複雑さ。アフリカ諸国、例えばエジプトやモーリタニアなら、とりあえず国境線の大部分は直線であるため、その分だけ楽そうだ。

何だか日本各地に愛着を覚え始めたところで、完成。もう国内のどこに旅行に行っても 「ああ、ここも私の切り取ったところね」 との思い出がよみがえることだろう。


けっこうインテリアにいいかもしれない、いやホント。
何でこんなに興奮するんだろう、立体図。

でも富士山はこんな感じになる (伊豆半島の左上あたり)。アンコールワットっぽい。

地図好き・工作好きのクロスポイントに、この地図が位置するのだ。十分堪能しました。

で、考えたんですが、「薄いもの」×「積み重ねOK」 な材質であれば、何でもこういう地図に変換可能なのではないか、と。

地図、ちず、チズ、佐伯・・・じゃなくてチズ、・・・チーズ。スライスチーズで、乳製品王国の北海道を、立体化させてみよう!


300倍くらいに拡大コピー。

非常に不安になってきた。チーズは溶けてべろべろになりはしないか。ちゃんときれいに切れるのだろうか。そもそもなんでチーズで北海道を。などいろいろな思いが胸に去来する。


でも段取りは忘れない。型紙がくっつかないよう、オリーブ油をひく。
まないたの上にチーズを敷き詰め、型紙を乗せる。今回は、北海道本島に限定した。島々もあわせると大変なのです。
ナイフで切り込みを入れた後、持ち上げると、スーッとはがれる。これもまた快感だ。
チーズの正方形の境界がわかる。最下段完成。

おお。北海道が姿を現した。まあ、食べ物で地図を表現するのは目新しいことではないが、今回は等高線立体地図。どんな造型になるのか、切れ端を食いながらワクワク。


型紙と違って、下のシートには以降の等高線が書かれていないため、乗せるのは目見当だ。大変だ。
こりゃいったいどこだったか。石狩山地か?根釧台地か?

北海道立体地図、切れ端とともに。

くまの子ウーフはウーフでできている。北海道はチーズでできていた。

嘘だ。チーズは北海道でできている。

このあと、パンに乗せて焼いたり、端っこをかじろうかと思ったが、北海道の人に悪い気がする。しばらくこのままとっておこうと思う。あとでワインでも開けよう。


 

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