ある日自分に1通のメールが届いた。ニフティの古賀さんからだった。
「大変なことが起こりました!」
「助けてください〜!ヒー!」
というような文面だったと記憶している。うわっ、何事か!?私の原稿に何か間違いでも??と、よくよく聞いてみれば、「ラジオで名古屋取材の際のいろいろなエピソードを話してくれとの依頼が来た」というのだ。なんだ。そんなにビビらなくても。
ことの始まりは、デイリーポータルZ編・小学館「名古屋の不思議」。そこへ名古屋特集をやろうという文化放送さんからお話がまわって来たそうなのである。
名古屋のことを、私たちのような関東どっぷりな人間が語るのは面映い気がするが、去年・今年と外部の人間の目から取材してきたことを話して欲しいというので、それならとお引き受けした。第一それに、ラジオに出るなんてそうそうないこと。非常に興味深いじゃないか。
古賀さんは当日までそれこそ「ふるえて」過ごしていたそうだ。私はわくわくする気分を色褪せさせないよう、あえて考えないようにしていた。やがて、いきなり当日がやってきた。 |