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コネタ


コネタ787
 
かなりレトロなカキ氷屋さん
本物とは何かを教えられる

長崎は歴史ある町だけに、昭和初期を感じさせるイイ感じにレトロな場所がいくつもある。

昭和初期…というと「歴史がある」と言うよりむしろ「時代に取り残された」と言った方が適切かもしれないが、新しければいいというものでもない。

現代社会が忘れそうになっている大切な何かを思い出すべく、長崎のとあるカキ氷屋を見てみたい。

T・斎藤

知る人ぞ知る 有名なカキ氷屋

それは長崎のとある商店街の裏通りにひっそりと佇んでいる昔ながらのカキ氷屋さん。

いわゆるガイドブックではまず紹介されることはないが、地元では「新大工のカキ氷屋さん」と言えば誰もが知ってる有名店。(誰もがはやや言い過ぎか)


商店街の裏通りにひっそりと佇む。

上の写真がそのカキ氷屋さん。
見ての通り、看板は出てない。暖簾が出ているものの、知らないとこれが店だと気付かず通り過ぎてしまいそうなたたずまいだ。


機械がでかい

必要以上に装置がでかいと思うのは気のせいだろうか?今となっては入手は困難であろうレトロなカキ氷マシン。


80歳で今なお現役

こちらのおばあちゃんが(ほぼ)独りでやっている。もう80歳だというのに、こうして現役で働いてる。


メニューはこんだけ
店内。これが本物のレトロだ。


すんごいうまい

で、こちらがそのカキ氷。
金時(ミルク入り)450円。

すんごいうまい。


金時(ミルク入り)

なんと言うか、忘れていたカキ氷本来のうまさを思い出させてくれる。
祭りの夜店とかで出すテキトーなシロップがかかったやつばかり食べていたからなぁ。

氷には柑橘類の風味のシロップがかかっている。
中の餡子もほどよい甘さ。これぞ日本の味。
人間国宝級に高い次元でバランスが保たれている。


中はこんなん

ギリギリの作業スペース
長崎名物の「食べるミルクセーキ」も作成

そういえば以前、
読者のかたよりこんなメールを戴いていた。

新大工町のかき氷屋さん、記事にありましたっけ?
もしまだ載せてなかったら、夏を待って行って見てください。モロ『人ん家』で、かき氷を食べるスタイルです。
じいちゃんの仏壇とか、平気であります。
毎年、テレビが一台づつ増えているあたり、「儲かりよっとばいね」って感じです。

小中高校時代、特に高校時代はよく通いました。
部活の後、いつも良く行くメンバーには、おばちゃんから「ぽたぽた焼き」が振舞われ、また、秋の締め日は、おばちゃんに声をかけられたメンバーだけが招待され、ちょっと肌寒い中、かき氷を食べる事ができます!!この日はタダ!!
故におばちゃんは招待する時「他の子に言わんとよ」と耳打ちします。高校生の私達には、これがとんでもないプレミアに感じられ、ソワソワしてかき氷食べに行って「あ、○○ちゃんも来とったと?」みたいな、 「なんねー、言わんねさー。」と、超ほのぼのムード満載の店でした。

冬場は焼き芋屋さんですが、なにせ、おばちゃんはわたしが高校時代に「おばあちゃん」の域にさしかかっていたので、今も元気かちょっと心配です。

ほんと、モロ「人ん家」だった。
あまりにも人ん家なので、写真に撮るのも悪いなぁと思って撮らなかった(店っぽくなってる部分はほんの少しなので、家にあがって食べられるようになっている)。
あ、おばちゃんはまだまだ元気でしたよ。
「来年はわからんね」と言ってましたが。

 

冬は焼き芋屋

カキ氷を売ってるのは夏場だけで、冬はなんと焼き芋屋になる。


冬は焼き芋屋

営業中の写真が残念ながらなかったのだが、この焼き芋屋がまた抜群に良い感じなのだ。もちろん、同じおばあちゃんがやっている。

小さいまん丸のさつま芋を、針金で吊るして焼くという独特のスタイルで、これがまたうまかった。

ちなみに、お店はわりと不定期にやってたりやってなかったりする。
「お。今日は開いてる。ラッキー。」
という感じで行っている。



近所には猫がいっぱい。


 

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