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コネタ


コネタ811
 
アロンアルファのCMを再現する

「ねえアロンアルファ取って」と言ってしまう。
それがたとえ100円で買った瞬間接着剤だとしてもだ。
もはや代名詞となっているアロンアルファ。それだけ浸透したのは、あの衝撃的なCMの効果もあっただろう。
鉄棒するショベルカー。柱に立ったままで固定されるウイリーしていたバイク。
そんな数ある名作CMの中から、個人でできそうなものを試してみた。

だってそんな瞬間を自分で体験できたらすごいじゃないですか!

佐倉 美穂

ダーツが刺さっても割れない風船編

CMの一つに、風船とダーツの針にアロンアルファを塗り、そのダーツを風船に当てても瞬間接着して風船が割れないというものがある。

よし、やったろうじゃないの。

(以下、敬愛の念を込めてアロンアルファを「アロン」と呼びます)


まず風船にアロンを塗り
いくぞー
ダーツの針にも塗って
そして風船を固定していたガムテープが残った

ダーツは見事にアロンを塗ってある的を外れ、風船をかすり、割ってしまった。

考えてみたら、私はダーツなんて祭りの屋台で一回やったことがあるだけだった。狙いの場所に当てられるわけがない。

では姑息にも確実な手段として、直接ダーツを刺してしまおう。


ぷす
音と共に消える風船

……割れてしまった。ちゃんとアロンの塗ってあるところに、アロンまみれの針を刺したのに。
CMで使われていたアロンとは違う種類のアロンを使ったのが敗因か(そりゃ当然か)。

せめて風船が割れる写真を掲載したかったが、私のカメラでは連写にしてもシャッター間隔が長くて無理だった。
あの風船が割れた時の虚無感を皆さんに少しでもお届けできたら幸いなのだが。
汚い言葉で恐縮だが、漏れた言葉は「ちくしょー」だった。ちくしょー。


回るコマを止める編

次はゴルフボールの上で回転するコマの足下にアロンを垂らし、一瞬でコマが止まるというCMの真似を試みる。「点と点を瞬間接着」というコピーが冴える技だ。

用具を揃え、さあ実験、というところで初期段階の失敗に気付く。
私はコマを回せない。
コマにヒモを巻くことさえおぼつかない。
どんな経験が役に立つかわからないと言うが、こんなことなら幼少時に兄達にまざってコマくらい回しておくんだった。

いや、待て。何も正攻法で回す必要はないのではないか?

ということで、コマの上の突起部をつまんで回したら、おお、回る回る。
低速で不安定なので、コマが移動しながらだが、しっかり回ってくれた。


臨場感を出すためにフラッシュをたかないで撮影

こんななので、「ゴルフボールの上で」という高難度の技は避け、普通のプラスチック板の上で回した。
さて、その足下にアロンを垂らす!


いざ! かなり自分の意志で止まるコマ

コマは、止まらなかった。アロンを垂らしても、「そんなの知るかい」といった様子でフラフラと回り続け、回転速度が落ち、自然に止まった。

風船に続いてこれもかい。
うらあー! と叫びたくなるも我慢し、幾度も挑戦したが、やはり止まってくれず。
もうコマの足下はアロンがゲル状に溜まっている。

そして考えた敗因は以下のもの。
・金属だからアロンとの相性が悪い
・コマが重すぎる

それを解消すべく、作ったのがこのコマだ。


牛乳のフタに爪楊枝を刺しただけ

先のコマと同じように上をつまんで回してみると、これがまたよく回る。
では、早速この手作りコマで再度挑戦だ。

ほら真似したくなってきた
アロンを垂らすと…
うおお、足をとられた!
オレを完全に止めるとは…(コマ談)

この時、私の瞳孔はかなり開いていたのではなかろうか。たしか無意識に両手をあげていたと思う。
もし私が猫だったら、きっと尻尾がかなり太くなっていただろう。
そしてアロンの強力さを身をもって実感したわけです。凄いです、アロン。CMウソついてません。


オリジナル実験編

今度は強力瞬間接着の威力を、CMにあったものではなく、自分で考えた方法で体感してみようという試み。

カキーンと勢いよくボールを打つバット。もしインパクトの瞬間に、バットにボールがくっついたら面白いのでは?

ということで用意したのがこれ。


バット、かなり小さい。

子供用のプラスチックのバットとボールだ。
まあ何とかなるでしょう、と、バットの広域にアロンを塗り、ボールを投げてもらったのだが……

さーこーい
あら?
すでにボールは後方に
おっ、当たるか?
スカーン
とっ……

敗因
・私は野球をやったことがない。

そうか、私が学生時代にテニス部を続けられたのは、ラケットの面が広かったからなのか……。
しかし奇跡の時は訪れた。


当たった!

とうとうバットにボールを当てることができた。
この嬉しさといったら上のコマ回しの比ではないだろう。
「こんとんじょのいこ」と言ってみたら本当にえなりかずきが「簡単じゃないか」と言っているのに似ていた、というくらい内側から浮き上がるような高揚感があった。

そして気になる結果は


ぼと、ころころ……

接着しなかった。
理由としては以下のことが考えられる。

  • ボールに柔軟性がない為、バットに当たる部分が少なかった
  • ボールに速度がない為、バットに当たってもへこまなかった
  • よって、ボールのアロンに接する部分が面でなく点であった
  • 接する部分が少なけりゃ接着しないわけで
もし次があったら、もっといい方法を考えます、ハイ……。

実験ではこんな結果に終わってしまいましたが、みなさんもご存知の通りアロンアルファの威力は凄いです。
その凄さは、実験を通して何カ所もアロンが付いてしまった私の手が知っている。もう皮膚ぼろぼろですわ。

そしてアロンアルファの会社、東亜合成株式会社のサイトでは、過去のCMを動画で見られます。
そのページへのリンクの許可が下りなかったため、東亜合成株式会社のHPのURLを書いておきます。

http://www.toagosei.co.jp/


 

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