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コネタ


コネタ842
 
おでんでZくん
呪いの人形

先日、デイリーポータルZの3周年記念企画で、24時間ウェブの深夜枠を担当させていただいた。

そのとき、参鶏湯の他にもニンジンでZくんを作ったのだが、出来上がったZくんを見た友人たちの感想は「なんだあれは、呪いの人形か」等々、どれもヒドイものばかりだった。

…心外である。徹夜明けじゃないコンディションの良い状態で、せめてもう一度だけ作らせてほしい。判断するならそれからにしてほしい。

というわけで今回は、雪辱戦と称して、再びZくんを作ることにしました。

高瀬 克子

今回は大根も用意

「なぜ撫でないのか」と言わんばかり。猫に邪魔されながらニンジンを彫ります

やはり、まずは頭から

当サイトの人気キャラクターであるZくんを作るに当たり、まず手を付けなければならないのは「頭部」であろう。

BBフェスタでも、Zくんの頭を被りたがる方が大勢いらっしゃった。やはりZくんにおいて、頭部は「キモ」と言える。

その肝心の頭の部分は、前回と同様ニンジンで作ることにした。なにしろ色がピッタリなもので、なかなか他のものを思いつかない。

ところで、本物のZくん(?)は首から下が普通の人間だ。本物に倣って、今回はパーツを分けてみようと思う。前回のように「手足までもがニンジン」という投げ遣りっぷりは徹底排除。ちゃんと他の物を使う。

そう、今回の改良点はここだ。前回の失敗を踏まえて、今度は首から下の部分に他の物を使ってみたい。

というわけで、胴体部分は大根に登場願った。


いい丸みが出てきました
続いて大根を細工

 

Zくんには首がなかった

前回の失敗点として、額の「Z」という文字を入れ忘れたことも大きい。同じ轍を踏まないために、今回はサイトのトップページ右上にある「きょうのZくん」を何度も見た。Zくん、何度見てもおかしい。おもしろい。

もうZくんのことは熟知したつもりだったのに、大根で作った胴体部分を見てみると、どうにも違和感がある。…なぜだ、なぜなんだ、と考えていて、ようやく違いが分かった。Zくんには首がありません。


首があると、なんだか違う…
「ポイントは首じゃないのか?」
「やっぱり、首がない方がZくんだ!」

そんなわけで、基本の部分はニンジンと大根のみで作ることができた。だが、これだけでは何がなんだか分からない。

人形は顔が命。そうだ。顔を描かねば。

それぞれのパーツを何にするかが問題だが、額に黒く描かれた「Z」には昆布を、大きな白い目にははんぺんを用いることにした。

ああ、こういう細々とした作業って、本当に楽しい。なにか似た仕事がないだろうか。

しかも昆布は切りやすく細工が自由自在
目を薄く切り取った後のはんぺん

昆布もはんぺんも適度に粘りがあって、つるつるとした丸いニンジンの表面にピタリと貼り付いてくれる。選んで正解のようだ。

人形の運命は顔で決まるというが、この出来映え。どうだろうか。


本人的には納得の仕上がりです

やはり、顔が決まると気分が違う。さっきまでは「なにか得体の知れない人形」だった物体が、今は明確にZくんだ。


裸のZくん
ベレー帽だって被るよ! 椎茸だけど。

 

服を着せる

ひとしきり裸のZくんで遊んだあと、ふと気になった。

「全身白いと、裸というよりは体操選手のようだな。…よし、服を着せてあげよう。白すぎる腕と足は、さらに別の物をあてがおう」

そして買ってきたのが、コンニャクとごぼうだ。えー、ここからは、おでんを作る気まんまんのセレクトが続きますがご了承ください。


半ズボンのつもりのコンニャクに、足となるごぼうを突き刺します
ご丁寧にもスネ毛付き
ベレー帽まで被っていては「清」度120%

手足をごぼうに替えたところ、とたんに健康的になった。白い大根もランニングシャツに見える。というか、これは山下清か。

どうもこのままだと、Zくんというより「裸の大将」的要素が強くなってしまう。そこで白いランニングシャツはやめにして、ベージュのTシャツを着せることにした。

これには、台所に転がっていたジャガイモを使うことにしましょう。


どうでしょう、これはもう、どこに出しても恥ずかしくないZくんと言えますまいか。

Zくん、夏の装い

個人的には、もう大満足だ。ここでやめてしまってもいい。だが、楽しすぎてやめどころが見つけられない。どうしよう。

 

Zくんが立った!

ここまでのZくんは、ご承知のようにまな板の上で横になっている。パーツがバラバラだから寝てるしかないのは当たり前なのだが、爪楊枝をジョイント代わりに使えば、なんとかなるんじゃないだろうか。

不可能と思われた「二足立ち」も夢ではないのでは…と、さっそく台所から爪楊枝を持ってきた。


それぞれに爪楊枝を突き刺します
されるがままのZくん。それでも笑顔
立った! しかし頭がないとロボロボしいな。ちなみに靴は、うずら爆弾を使用
さすがに頭を乗せると重みで倒れます

なんと、立ちました! レッサーパンダが立った時より「すげぇ!」と感動してしまったのは私だけでしょうか。

…いやはや、さすがにもう満足だ。し尽くした。そして可愛い。可愛すぎる。ええ、それはそれは食べてしまいたいくらいに。


というわけで、ダシの張った鍋にダイブ

いくら可愛くてもこのZくん、食べ物で作られている。いずれ食べなくてはならない運命であるとともに、食べることが制作者の使命でもある。せめておいしくいただくことが、食べ物で遊んだ者の務めであろう。

入らないので腰から2つに分けました

さて。煮えたZくんですが、Tシャツが崩壊しました。それから額のZの文字と口は、探しても見つかりません。
おでんにニンジンを入れるのは初めての試みでしたが、思いがけずウマかったです。

最後になりましたが、Zくんの生みの親である林さん、えーと、お話はじっくり後から伺いますので…。ごめんなさい。

おいしくいただきました

 

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