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コネタ


コネタ927
 
アンモナイトまみれ

北海道の中央に位置する、三笠市。
わりと最近の平成元(1989)年まで鉱山を操業していたという炭鉱の町ですが、石炭以外にも化石がわんさと出るとのこと。

特に三笠市立博物館には、「アンモナイトがゴロゴロしている」と聞き、そんなアンモナイトたちと一緒にゴロゴロするべく、三笠市に行ってみました。

(text by 加藤 和美

三笠市立博物館は、三笠市街を抜けた山あいにある。
アンモナイトに思いをはせながら市街をウロウロしていたら、博物館に着く前に街中でアンモナイトを多数発見。


いきなり出くわした、三笠の道の駅にあったアンモナイト(本物)。

右隣は大きめのテレビ。比べると大きさがおわかりいただけるかと。
でかい!

公園の水飲み場。
3つものアンモナイトがくっついているという斬新な(?)デザイン。

市の施設を案内するアンモナイトたち。

…看板の文字よりアンモナイトの方がずっと大きくて、近くで見るまで何のモニュメントなのかと思った。

商店街の街灯にぶら下がっていた幕。
「アンモナイトロード」といいつつ、キャラクターはかわいらしい恐竜。

「アンモナイトをキャラクター化する」という難易度の高い挑戦をしてほしかった。おそらく名前は「アンモちゃん」と「ナイトくん」で(勝手な妄想)。

こちらは私営の宿泊施設。

おそらく、年に一度、全国…いや世界中からアンモナイト愛好家が集ったりする場所に違いない(あくまでも憶測)。

やはり三笠市は、アンモナイトで観光客を呼んでいるらしい。

「それで人が来るのかなあ」と思いつつ、自分はアンモナイト目当てでわざわざ三笠まで来ていることに気づく。

その近くでは、恐竜が三笠の交通安全を祈願していた。

「カモン三笠!ヒヤウィゴー」
たぶん彼はこんなことを言っている。


このように、博物館に行くまでもなく、 三笠市街はすでにアンモナイト一色だった。
予想以上のアンモナイトぶりだ。いやがおうにも期待が高まる中、三笠市立博物館へ。


三笠市立博物館に到着。
…ん?
敷地内に、無造作に転がる岩が数個。
よく見ると、岩には貝の化石がギュウギュウ。
化石入りの岩だった。
庭石が化石!
建物の裏に回ってみると、同じく貝の化石入りの岩がゴロゴロしている。

これは展示ではなく、明らかに建物の裏に置いてあるだけ。こんな所に置いておいて平気なんだろうか。

博物館内に入る前からすでにこんな調子で化石がゴロゴロしていた。
大人370円の入館料を払って、博物館の中へ。


「コンニチハー!」

入るなり、巨大アンモナイトのレプリカがお出迎え。世界最大級のアンモナイトで、直径約2.5メートル。
でかいー!ばんざーい!
眠そうな目がキュート。

館内の展示によると、北海道は4000万年ほど前まで東西に別れていた。
つまり大昔、北海道の真ん中は海だった。
そのため、北海道はタテに炭鉱が多く、炭鉱のある場所は化石も多いとのこと。なるほど!


ごろ〜〜〜ん。

確かに、館内にアンモナイトが床にゴロゴロしている。どれも50センチをゆうに超える大物ばかり!
ちなみにこの部屋、正面だけでなく右側の壁も、奥のガラスケースも、左側の棚も全部アンモナイトである。


というわけで、アンモナイトにまみれてみた。
写真を見るかぎり、アンモナイトにまみれるというより、なじんでしまったというべきか。
サイズ的にも同じくらいだし。
大きいだけが価値じゃない!
小さいけど貴重なアンモナイトたちもいる。
なんだかケースが未来風。

これは中くらいのサイズで、30センチ超のもの。
「これなんかお宅におひとついかが」的な大きさだ。

ちなみに、通は「アンモナイト」を「アンモ」と呼ぶらしいので、私も何か機会があったら使おうと思う。

まだまだ続くアンモナイト展示。
両側に小ぶりのアンモナイトがズラリと並んでいる。
道内産のアンモナイトが多いのがまたすばらしい。

展示によると、アンモナイトの本体部分(外殻以外)は化石にならないので、本当にこのような形態をしているのか諸説あるとのこと。

本当のアンモナイトは、いまだ謎に包まれている。


このように、三笠市立博物館は見事にアンモナイトだらけだった。
あんまり多いので、見てるこっちの目が回る。

では最後に、アンモナイト・アートをどうぞ。



美しいですねー。お楽しみいただけましたでしょうか。
妙にマニアックになってやしないかが心配です。

■そしてひとつの疑問

それにしても、いったいアンモナイトはいくつあるのか。
館内で声をかけてくれたスタッフの方に何気なく聞いてみたら…「倉庫も入れると、いっぱいあってわからない」というような答えが。

私が話しかけた相手は、三笠市立博物館の長谷川館長さんだった。
化石のたぐいは、年間100〜120点ほど寄贈されるとか(昔は化石堀りを趣味にしていた人が多かった。今は勝手に化石を掘ってはいけない)
また、何かのおりに個人で1〜2万点もの化石の寄贈があるそうで。
お話をトータルすると、この博物館には数万個単位でアンモナイトや化石があると思われる。無造作にもなろうというものだ。
館長さんはお話の後、「これどうぞ」と、おみやげにウニの化石を持たせてくれた。

三笠市および三笠市博物館からは、いろんな意味で北海道らしい大らかさを感じた。


そんな化石まみれの三笠市立博物館には、アンモナイト以外に、炭鉱の歴史なども展示されております。

三笠市立博物館
〒068-2111 北海道三笠市幾春別錦町1丁目212-1
TEL:(01267)6-7545 FAX:(01267)6-8455


いただいた本とウニの化石。約1万年ロマン。

 

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