古賀:日々名古屋のコネタを繰り出し続けるこのページ、今日はテンション高めの王道ネタからスタート!
名古屋の玄関口JR名古屋駅では、なんと構内にいながらにして名古屋名物が食べられてしまうのだ。親切すぎるぜ、名古屋。
はじめに訪れたのがここANY TIME。さわやかなカフェなのだが、味噌を使ったメニューが味わえる。早速味噌カツサンドと味噌風味のロコモコを注文。
味噌カツサンドはボリューム満点。トーストされたさくさくのパンにサンドされた肉が柔らかくジューシーで、うれしくなるほどおいしかった。味噌カツといっても少し味の濃いカツサンドといった感じでそれほど味噌が主張していない。
味噌風味のロコモコも同じくかなりのボリューム。手がかかっている感じのする味噌風味ソースは、何も言われずに食べたらハヤシソースと思うかもしれない。だけど忘れた頃にふと味噌が顔を出す。忘れてもらったらこまるがや。
次に訪れたのは中央コンコース内にある。このカフェでは名物あんこをフューチャーした小倉フェアなるものが開催されていた。大喜びで小倉トーストと小倉フロート、さらに小倉カプチーノを注文。
小倉トーストはビッグマックみたいにパンが3重になっていて間の2層が小倉だった。小倉フロートは説明いらず。冷やした小豆の味がする。
小倉カプチーノは、カプチーノに小皿で小豆がついてきた。せっかくなので、と小皿の小豆を全てカプチーノにぶち込んでかき混ぜると、イタリアが徐々に名古屋に侵されていく光景が見えた。見た目はかなり地獄っぽいが、味はあっさりした甘さで意外にもおいしかった。
名古屋に着いたらまず駅で一通りの名物を食べて名古屋グルメの予習としておきたい。
林:安藤さんって沖縄で喫茶店やってるんですが小倉カプチーノは自分の店でも出すって言ってました 古賀:安藤さんも同行した林さんも甘いものが苦手で難儀したってうわさ聞いてましたが、そんなに美味しかったんだ 林:これはすてきに美味しかったです。 林:それにしても男どうしでパンとかコーヒーを分け合って食べてるんですよ 古賀:ああ、取材っていっぱい食べられないから半ぶんことか普通にしますもんね。しかし男同士で…… 林:ひとりは長髪、ひとりは坊主ですからね 古賀:しかも取材中だとお互いの写真撮りあったりしなきゃいけないから 林 :これが取材のあいだにふたりで撮ったツーショットです。
古賀:なんすかね、この雰囲気。もう次いきましょう。
安藤さん、乙幡さんと別の取材を終えた帰り、線路もないのに唐突に立つ踏切を発見。
この遺跡のような雰囲気はなにか?むかしここに鉄道が通っていたのだろうか。
踏切の脇には「鉄道忘れ物の店」という店があった。「国鉄・私鉄、その他諸官庁払い下げ品」だそうだ。国鉄か…。年期を感じる表記である。
お店の人に聞くと店名の通り、忘れ物を仕入れて売っているとのこと。東京で開かれるオークションで仕入れているそうで、東京の地図や「千住」と書かれたちょうちんなど東京ものが多かった。
このほか店内には衣類、書籍、CDなどが積み重なっていた。忘れ物なので品揃えの統一感はなし。未開封の履歴書など物語を感じるものもあった。
いきなり履歴書を電車のなかに忘れるって就職活動のものすごく初期につまずいている。見ず知らずの他人だが、気の毒に思う。生きにくい人生を送っている人だとおもう。
また、印鑑が大量に売られていた。これも忘れ物だ。いろんな前があるなか、「小林」の姓だけ2本あった。小林さんはうっかりさんが多いのだ(きめつけ)。
(残念ながら店内の写真撮影の許可はもらえなかった)
我々は思い思いのものを買って店を後にした。なにか買わないと出にくい雰囲気だったわけではない。
忘れ物の店でコンタクトレンズの薬を買う安藤さんに懐の広さを感じた。だって目に入れるようなものに忘れ物だよ。
「だってほら、未開封だったし」
と安藤さんの弁。僕は山岸涼子の漫画を買ったが、家に帰ったら持ってる本だった。