所長にこの番外地という住所の経緯をうかがいました。
梅田「急にすみません。最初にお聞きしたいのですがここはどこですか?」
所長「ここは東京都江戸川区東篠崎ですよ」
梅田「あれ!? “河原番外地”ではないのですか?」
所長「表にあるグラウンドは市川市河原番外地なんですが、この建物は東京都江戸川区東篠崎なんです。ほら、この地図にも記載されていますよ」
と言って見せてくれた地図には確かにこの建物の住所が江戸川区東篠崎と記載されていた。しかし僕の持っている地図ではこの場所は市川市河原番外地と記載されている。不思議だ。
所長「実はこのあたりは千葉県と東京都の境目が錯綜している場所でして、東京都江戸川区東篠崎と、千葉県市川市河原番外地の境目があいまいなんですよ。」
なぜこんなことになってしまったのか。それはなんと今から100年前、1919年にさかのぼると言う。非常にややこしい話なのだが順を追って説明させていただきたい。 |