キリシタン神社
キリシタン神社とは、キリスト教が禁止されていた時代、隠れキリシタンたちが密かに集い祈りを捧げてきた神社である。隠れキリシタン達は二百数十年という長きに渡り、厳しい弾圧と迫害に耐えこうして信仰を守り続けた。
キリスト教が解禁された明治以降、もう隠れる必要はなくなった。が、にも関わらずあえて「隠れ」というスタンスを選ぶ人々がいた。
というわけで、今もなお現役でキリシタン神社が残っている。現在、日本に3箇所しかないそうだ。
今年はここに初詣に行ってみることにした。
見つからないような場所にある
そこは長崎市の中心部からだと車で1時間くらいの位置にある。その上、急な山道をどんどん入っていく。
弾圧の時代にキリスト教を守り続けることはまさに命懸けのことだった。神社という形態でカモフラージュしてるとは言え、もし見つかったら大変なことになる。なので、なるべく市内から遠くかつ山深いところにある。
車を運転していると、どんどん不安な気持ちになっていく。
「ほんとにこの道であってるだろうか?」
という自問自答を100回くらい繰り返しながら運転を続けたところ、ようやくそれらしき看板が現れた。 |