実家(静岡)の母から、「北海道のお菓子をみつくろって送って」と頼まれました。 北海道のお菓子……?
北海道のお菓子といえばやはり「白い恋人」だろうと、製造元のイシヤ製菓のホームページを見ていたら、ある物を発見。
『あなただけの白い恋人』
イシヤ製菓に画像を送れば、オリジナルパッケージの「白い恋人」を作ることができるのだ! どうせ実家に送るなら、家族に私の息災ぶりを見せつけられるお菓子を送ろうと思います。
(text by 加藤 和美)
オリジナルパッケージをつくれるのは、クッキー缶と、ドリンクの2種類。 どんなデザインにしようかと悩むがたいしたアイディアも出ないまま、とりあえず近所の公園に写真撮影に向かう。
完成した画像をイシヤ製菓にメールで送ると、カラー印刷したものを缶に貼り付けて、出来上がりのサンプルを作ってくれる。その画像が再度こちらにメールで送られて、オリジナルパッケージが自分のイメージ通りかチェックできるという流れだ。 担当の方いわく、「お客様が納得されるまで修正します!」と非常に親切な対応で、2回ほど修正していただいた。私の心底くだらない画像を何度も直させてすみません。
その後入金を済ませ、自宅に送られてきたのが……。
実は腸炎を起こして、現在おかゆ生活を強いられているわたくし。 しかしチョコレートドリンクなら腸に問題ないじゃないか。すばらしい。
飲んでみると、意外とするっと飲める飲みやすさ。 他のココアやチョコレートドリンクより、クッキー風味が加わっているように感じるのだが、「白い恋人」のイメージが強いからだろうか。
さて、「白い恋人ドリンク」に続いて、「白い恋人」クッキー缶も取り出す。 こちらもバリバリ開けて食べそうになったが、「実家に送る」という目的があるのを危ういところで思い出した。
見慣れた「白い恋人」のパッケージの中央に、自分の写真が居座っているというのは不思議な感じだ。 というか、数日前にはしゃいでフォトレタッチまでした自分のハイテンションが、いま恥ずかしい。 (注意:キタキツネやヒグマとの合成は自分でやりました。サービスではないのでお間違えなく。日付、メッセージ、背景の利尻山は頼めば入れてもらえます。元々のパッケージとハートマークがカワイイので、普通のスナップでも十分かと…) それにしても、メールだけで自分のオリジナルパッケージができるんだから、なんとも簡単。
あなたも、「あなただけの白い恋人」を、遠く離れた大切な人に送ってはいかがですか。
…と、少しキレイにまとめたい。
イシヤ製菓ホームページ
https://www.shiroikoibito.ishiya.co.jp/ ※「白い恋人パーク」の「あなただけの白い恋人」に、オリジナル缶の情報があります。
■微妙な親心
きっと親なら、私のバカっつらパッケージでも喜んでくれるだろうと期待して、実家に送る。 数日後、母から連絡が来た。 「知り合いに渡す北海道のお菓子がほしかった」 ということであった。
私のあの浮かれパッケージを、知らない人に渡されても困るので、結局普通の「白い恋人」を買って送りなおした。最初に言ってくれ。
しかし中身は食べても、私の写真がプリントされた缶は捨てずに置いてある、というのが親心だろう。