毎日ほんと寒い日々が続いておりまして、すっかりコタツから出られなくなっています。
このままコタツから出たくないなーと考えているときに、ある考えが頭の中にうかびました。 いっそのこと、コタツに入ったまま一日を過ごせばいいのではないか。
そこで、家の外にコタツをだして、さまざまなシチュエーションでコタツに入ってみました。
(text by 荒原べんぞう)
まずは外へ
とりあえず手始めとしてコタツを外に出してみました。
しかし、この時点で既に違和感がでてます。 横をトラックが通過する様子はかなり奇妙です。
いかにコタツのイメージが部屋の中に限定されているかがわかります。 これからこのイメージを壊していこうとしてるわけです。
コタツにはキャスターを取り付けました。 これからいろいろな場所へ運んでいくのに、転がしていけば便利だと考えたからです。 実際、コタツは快調に転がってくれました。
しかし、この作戦があとで悲惨な結末を迎えるはめになるとは・・・。
バスに乗る
まずはコタツをバスに乗せてみようと思ってバス停にやってきました。
次のバスは何分後かなぁ…と思って時刻表を確認すると、なんと次のバスは30分後。 だけどそんながっかりな状況もコタツがあれば心強いです。
みかんを食べてぼーっとしているとバスが来たので乗り込みます。
もしかしてバスに乗るときに運転手さんに断られるんじゃないかとびくびくしていたのですが、あっさりと持ち込みOK。
終点に近づくと自分以外の乗客がいなくなったので調子に乗って車内でもコタツに入っておきました。 天板の上でミカンがコロコロ転がって全く落ち着けませんでしたが。
いろいろなシチュエーションで
いよいよ今までありえなかったシチュエーションでのコタツに挑戦していきます。
まずは観覧車の前でコタツ。
この日は天気が良かったということもあり、とってもすがすがしい気持ちになれました。 公園をただ散歩して観覧車を見ているだけでも癒し効果があると思うのですが、それに輪をかけてリラックスした気分になれます。
用意してきたキャスターも絶好調! コロコロ転がすだけで軽快に運ぶことができます。
つぎの場所に向かうのにもストレスフリーです。
つづいて砂浜。
これはいい! 一年の疲れも吹っ飛ぶほどの癒し効果です。 なにより、いろいろと動きが制限される砂浜にテーブル的なものがあること自体がとても便利です。だったらべつにコタツじゃなくてもいいような気がしますが。
ちなみにこのあと、いろいろと砂まみれになって大変でした。
衝撃の結末
そのあとも軽快にコタツを転がして運んでいると、突然、強い衝撃が。
なんと、コタツの足が折れてしまったのです。
下り坂をキャスターで転がすと面白いほどよく転がったので、調子に乗って上に乗っかってスケボーごっこなどをしていたらご覧のとおり。
あわわわわわ。
コタツを持ち出そう
外にコタツを持ち出すことでとっても爽快な休日を過ごすことができました。途中まで。
帰りは足が折れたコタツを担いで家まで帰ることになったので、今、肩が痛くて上がらなくなっています。 コタツを外に持ち出すときは、キャスターをつけて、コタツの足を折れないように強化するのがポイントです。
ところで僕は、コタツなしでこの冬をどう乗り切ればいいのでしょうか。