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コネタ


コネタ1019
 
花を背負う

少女マンガなんかで、華やかな登場シーンなどで、人物の後ろから花がブワーっと出ている表現を「花を背負う」という、あれをやってみようと思う。

というのも先日、「吹き出しでしゃべる」という試みをやってみて、マンガのマネが遊びみたいに妙に面白かったのだ。

もっとマンガの世界を現実に取り込みたいと考えていて、思いついたのが今回の「花を背負う」、である。

(text by 古賀及子

「花を背負う」とは

派手な登場シーンなどによく用いられるこの登場人物の背景から花が飛び出す効果、探してみるとサクサクマンガに見つかる。

ギャグマンガなどでは「誰々が花しょって出てきた」などと書かれることもあるぐらい、必須な効果手法らしい。

たいがい、美しかったりそれこそ華のあるキャラクターの登場で背負われる花だ。今日は花を背負ってその美にあやかりたいものであるよ。


こんな具合ですなこちらにも

花背負いマシーンを作ろう

さて、マンガは言わずもがな「絵」である。これを具現化するためにはどうするか。

最初、カゴの花束に入っているような水を吸う発泡スチロールを背負い、そこに切り花を刺したらどうかと考えた。

が、これだと水がだらだら垂れることが予想される。

もうそこらじゅうびちょびちょだ。美くしい登場シーンもなにもあったもんじゃない。

で、買いそろえたのがこちら

仕方がないので、生花はあきらめて造花を使うことにした。発泡スチロールの板を背負ってそこに造花を刺すのだ。


正方形で売っていた発泡スチロールの板を背中大にカット。モノリス?モノリスに透明なビニールシートで背負う部分をとりつける

100円ショップで買ってきた牡丹の造花を→モノリスの側面に刺すしていく

なんだなんだ、今日は生け花の日か。なにか間違えている感じもしなくはないが、造花の牡丹が思いのほかかわいらしく、その気で作業。

で、完成! 花背負いマシーン!

……。なんだか「2円以上、7円以下」さんの作品みたいになってないか。どう見ても何か目的があって作られた装置には見えない。大丈夫か。

なにしろ背負ってみよう

一人作業のため、あれこれの不安をかかえながら、なにはともあれ背負ってみた。

「マヤ……恐ろしい子……」

「ガラスの仮面」のそんなシーンを目標に撮影(白目にはできなかったが)。どうなんすか、これ、自分でも分からない。ただ、花は背負えている。

そうだ、せっかくだから、先日のこころみ「吹き出しでしゃべる」のときのような吹き出しも追加してみよう。もう少しマンガらしくなるかもしれない。

えいや!


ごきげんよう!しーん

六畳一間と花を背負う一人の女

正直な感想をいおう。

ちょっと、寂しかった。

六畳一間で少女漫画の華麗な登場シーンというのがまず無理だ。上の右の写真、上から垂れているのは電気のスイッチである。さらに撮影時は夜中。むろんひとりで、階下にいる同居の祖母に怪しまれないように足音を立てないようにしての撮影である。

まずい、このままではしょんぼりな結果に終わってしまう。あわてて製作したマシンを持ってデイリーポータル関係者のみなさまのもとへ行くことに。

みんなで背負えば怖くない! 仮装大賞の練習も、ちんどん屋さんの稽古もきっと一人では やらない。

せっかくなのでぶわっと豪華に、マーガレットのツルをつけた2号機も制作しました

みんなで背負おうよ!

翌日、別件でニフティに集まっていたのは当サイトのウェブマスター林さん、ライター住さん、乙幡さん、べつやくさんにこのマシンを披露した。ぶちゃけ、どうですかね? これ。

こんなん作ってみたんですが…

みなさん、意図は分かってくれたものの、イマイチ使い方がわからないといった様子。まずは私が見本として背負う。

こんな感じで……

ほら、少女漫画の一コマみたいじゃないですか??

アピールすると、徐々に「ああ!」とか「なるほど」と、みなさん納得してくれた。そのうち、撮影をしてくださっていた住さんからこんな提言が。

「もう少し花の位置が高いといいと思いますよ」

すると、すかさず べつやくさんが「私が後ろで持ち上げてますよ」と花マシンをささえてくれた。


べつやくさんに押さえていただいて…

おお! よりそれっぽく!


感激である。六畳一間でのひとりぽっちでの花背負いより明らかにマンガっぽい写真が撮れた。引き続き乙幡さんとべつやくさんにも背負ってもらう。


乙幡さんにも背負ってもらって…

独自のノリをみせるべつやくさん


「私はマーガレットよりも牡丹のほうがいいですねえ、マンガでいうと良い者キャラってかんじで」とは乙幡さん。

べつやくさんは「もう両方使っちゃいましょうよ、これ、セリフは“死んでおしまい!”で」と完全に独自路線の花づかいで迫力のポーズを決めてくれた。

そうなのである。まさか、花背負いマシンで盛り上がっているのだ。逆転満塁ホームランだ。みなさんも、お試しの際には大勢で遊ばれることをおすすめします。

さて、こうなるともっとマンガの再現ことがしてみたくなる。今度はどうしよう。“ガーン”っていうシーンの背景によく雷が描かれるが、電気でどうにか雷を再現できるマシンは作れないだろうか。え、もういいですか?


 

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