大阪人、「にほんばし」を理解する。

東京、そして日本の道路の基準となる日本橋。
首都高速の高架撤去も検討されているらしいが、デイリーポータルは、どちらかといえば、「高架萌え〜〜〜」という立場だ。
→高架下の風景を鑑賞する

こんな冗談を聞いたことがある。
日本橋と首都高速の二本の橋が架かってるから「にほんばし」。妙に納得してしまった。

ちなみに、大阪の日本橋は「にっぽんばし」と読み、電気街で、最近はオタロードが形成されている。つまり、大阪のアキバだ。

大阪人、東京駅が赤いことが気になる。

東京駅と言えば、赤レンガ。だから赤いのは当たり前じゃんと言われそうだが、僕は地面まで赤いのが気になった。

普通、地面が赤かったら、変な感じがするけど、東京駅の場合は見事にマッチしている。

東京駅の七不思議の一つだと思う。

大阪人、本物のハチ公に会いに行く。

東京に来たら、若者の街・渋谷に行ってハチ公に会いに行かなければならない。
渋谷駅のハチ公口から出たら、そこにハチ公はいた。そして、「小さいなぁ。」と思う。でも、逆に大きかったら、それはそれで変だ。
もっと凛々しい顔をしているのかと思っていたが、なんとも可愛らしい表情だ。

そういえば、通天閣の神様・ビリケンさんが渋谷に出張した時、ハチ公のレプリカが大阪におくられたそうだが、今でも大阪にあったっけ？　 もしあるのなら、いつでもハチ公に会える。

大阪人、渋谷で飛行機雲を見つける。

大阪人、東京の駅の放送がおもろい。

JRの駅では、列車が駅に着いたら、駅名が放送される。
渋谷駅で聞いた、女声の「しぶや〜。しぶや〜。」は何か間が抜けたように聞こえた。駅名の最後をのばすからだろうか。女声に特徴があるからだろうか。
最も面白いかったのが日暮里駅での「にぽり〜。にぽり〜」だ。促音が無視されているように聞こえた。

どうしてこんなにもおかしく聞こえるのか。それは、大阪では駅名の放送は強く重厚に発音するからだろう。

↓ボイスレコーダーで録音してみたので、聞き比べてください

でも、こうやって聞いてみると、東京の人からしたら「おおさか！」が面白く聞こえるのかもしれない。力の入った独特の発音だもんなぁ。

大阪人、新宿の目がちょっと不気味。

新宿の地下（半地下？）の壁には、巨大な目がある。

ギラギラしてるし、人気がなくなった夜にこれを見たらこわいんやろな。

ってか、ほんまに何のためにあるんやろか。

大阪人、自動改札で引っかかる。

地下鉄に乗ろうと、パスネットを自動改札に投入したら、警報がなった。
駅員に見られる。やばい。

カードに初乗り料金が残っていなかったのだ。大阪では初乗り料金がなくても入場できるので、大阪人ならではの失敗だ。

自動改札にパスネットをはね除けられている人がいたら、おそらくその人は大阪人だ。

大阪人、パスネットの裏面の印字が小さい。

パスネットの裏側には、乗降記録や残額が印字される。この文字が小さい。カードの半分に詰め込んでいるからだ。
関西の私鉄・地下鉄・バスのスルッとKANSAIやJR西日本のJスルーカードは１行使っている。
東京は老眼の人に優しくない町だ。　でも、裏面が印字でいっぱいになることはないんだろうな。

大阪人、JR東日本はイオカード廃止。

ICカードSuicaの普及で、ついにJR東日本は磁気カードを廃止にしてしまった。

ICOCAが普及したJR西日本は今でも新しいデザインのJスルーカードを次々に出しているし、 PiTaPaが導入され、ICOCAも使用可能になった地下鉄・私鉄各社もスルッとKANSAIのカードを出し続けて、廃止する気配はなし。

僕も含め、気に入ったデザインのカードがあると、ついつい買ってしまうような人は、東京にも大阪にもいるのになぁ。

大阪人、そろそろ疲れた。

というわけで、八重洲まで戻ってきた。

一日中歩き続けて、足が痛い。

でも、バス出発まではまだ数時間

なにをしようか。

大阪人、暇をもて余す。

暇だ。やることがない。
でも、どこかに行くのはしんどい。

夜の東京駅に人影は少ない。

とりあえず記念に、公衆電話でも撮ってみた。

大阪人、やることないから電車の写真を撮る。

暇なので東京駅で電車の写真を撮った。
無駄に壁紙サイズもご用意しました。よければどうぞ。

大阪人、バスの時間までヤエチカで待機。

バスの時間が近づいてきたので、八重洲地下街にやってきた。ちゃんと場所を覚えていて良かった。

朝に来たときはまだ電気がついていなかったけど、今度はついていて一安心。

でも、すべての店のシャッターが降りている。寂しいけど、地下街を独り占めというのも悪くはない。

約16時間の「夜行バスで東京ブラブラ旅」の最初と最後はここで過ごした。僕にとっては思い出の場所だ。

そうこうしているうちにバスの時間がやってきた。

さらば東京。