こんな感じだったのですが、私がいちばん衝撃を受けたのが、
■みんな「キャー!」って叫びながら、光るキラキラライトを振っているのですが、我を忘れて「この人、ヤバイよ!」というくらいのテンションになっている人は、私の視界には、とりあえずいらっしゃいませんでした。ほとんど皆、今どきの普通にキレイにしてる女の子ばかり。少女アイドルの男性ファンみたいに、ハッピ着たり、身体中に缶バッジを付けたり、決まった掛け声をかける人はほんといない……。実に「さめてた」。
■ステージ上のアイドルグループのほうも、若手芸人並みに喋るし、お客さんいじるし、「ハイハイ、僕らが今、話題のアイドルグループっすよー、頑張りますよ−、ネタにして、思い出にして帰ってくださいねー」的な姿勢で、やっぱり「さめてた」。
……いや、最前列とかには、すごくアツいお客さんがいたのかもしれません。それにこのノリは、このグループ特有のものだったのかもしれないですし。
しかし全般的に「さめてた」。楽しめるだけ楽しむけど、楽しんだらサクッと日常に戻れる状態。
なんかもう、いまの女の子たちって、悲しいくらい、実に現実的なんですね……。
でも翌日の新聞報道では、「天下とってやるぜ!」みたいな、メンバーがサービスで勢いで言ったトークが、見出しになっておりました。そういうものなのね……。
しかし、それにしてもクレーン、めちゃめちゃ高いところまで上がってましたよ。ビルの3階ぶんくらい。
あれ見ただけで、「私、男に生まれかわって、まかりまちがって美少年に生まれても、絶対*ャニーズには入らない! あんなの無理だから!」って決心しましたもん。してどうする。
あと気になったのが、一番人気の青年、Kさんの衣装。麻の葉っぱのTシャツに、腰にヒラヒラした巻き物。これは、グランジファッション(バンド『ニルヴァーナ』に代表される90年代カルチャーの1ジャンル)っていうことで、いいのでしょうか……。
今みんな、男子アイドルって、腰になんかヒラヒラさせてますよねえ、ヒラヒラさせてると、踊ると目立つから、いいのかしら……。
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