「ホテルウェスティン」の南には、「鷹匠橋」「大幸橋」「朝日橋」と堀川に架かる橋が並んでいます。牛の像は大幸橋か朝日橋の近くにあるとの事でしたが、全く見当たりません。
1時間ほど探しても見付からなかったので、大幸橋の近くの方にお聞きしました。すると「数年前までは大幸橋の脇の空き地に置かれていたものの、その後、再び弁天通に戻されたらしい。詳しい場所は分からない」とのこと。
弁天通まで移動し、再び聞き込みをすると「今は、大幸橋から名城公園に移されたらしい。あの像はもともと『ダ井ヤ』というお肉屋さんが作ったものだ」という情報が得られました。
名城公園に向かう前に、詳しい経緯を伺おうと『ダ井ヤ』さんを訪ねました。『ダ井ヤ』のご主人は、いきなりの訪問にも関わらず、親切に像の歴史を教えてくださいました。
- もとはお店の正面、弁天通の分離帯に置かれていた。
- 目立つ像はお店の看板代わりだった。
- 道路の拡張工事のため、15年ほど前に大幸橋近くに移動させた。
- それに伴い、市に寄贈した。
- 拡張工事が終わり、再び、弁天通に戻した。
- 雨ざらしで痛んでいたが、市は修復を施した。
「それで今は名城公園にあるんですか?」「いや、弁天通に置いていますよ」
これが今の像です。場所は地下鉄浄心駅から東に約150m、浄心東交差点脇にあるココストアの前です。タイトルは「牛と弁天様」。
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