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ハトキャッチアンドリリース
 

ハトは不思議な生き物である。公園にうじゃうじゃいるが、いい鳥とも悪い鳥とも言われていない。「ただいる」鳥なのだ。ハトも何も考えてない。都会の無意識、ハト。

今回はそんなタブーに挑戦してハトの捕獲にチャレンジしてみた。捕まえたらもちろんリリースする。自然を愛するというより、もって帰ったり、食べたりしたくないからだ。

しかし、やつらはそうとう強敵だった。

(text by 林雄司

ワナに興味をしめすハトさん


東急ハンズとファミリーマートで購入

ハンターは準備から

今回のハンティングのために用意したものは以下の通り。

カゴ、ひも、棒、まめ、そして手袋、

カゴ、ひも、棒は古典的なトラップを作るために用いる。まめはおびき寄せるえさである。これも古典的な歌にしたがった。

トラップのしくみ  
レディ! ゴー!バタン!キャッチ!

手袋だが、ハトには寄生虫がいてむやみにさわると危険だという話を聞いたことがあるので、捕獲したときのために用意した。優勝したF1ドライバーがトロフィーを高く上げるようにハトを高く掲げるのだ。

 

もう戦いは始まっている

ハンターの目になる僕

自然にとけこむ
セット開始

トラップにおびきよせるようにまめを一列にならべる。ヘンゼルとグレーテルの物語にならった。さあ、まめでできたおうちはこっちだよ。えへへ。

トラップをセットしてベンチの後ろに身を隠す。ベンチに座ったほうが公園にいるほかの人には怪しまれないことはわかっている。だが、今回のターゲットはハトだ。多少あやしまれてもハトに気づかれないほうがいい。僕のなかでなにかが音をたてて変わる。

マメをまいたせいでハトたちがやってきた。こんな簡単に集まるなんて、この企画、楽勝なんじゃないの。

5分で終わっちゃったらどうしよう。ハトなんてサクサクつかまえちゃって、カラスとかカモメとか、見たことないような鳥まで捕まえちゃったりしてさあ。あははは。と口も軽やか。

そして一羽のはとがトラップに近寄ってきた。緊張感が走る。その一部始終は次のページで!(マネーの虎のナレーションで)

 


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