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特集


フェティッシュの月曜日
リテラシー大実験

ハト編

別の生きものでも実験してみる。ハトだ。

用意したエサはプレッツェル。アメリカの大統領も大好きなお菓子だ。ハトは脳が少なそうなのでネコよりわかりやすく「おいしい」「まずーい」と書いてみた。

皿に砕いたプレッツェルを乗せて実験開始。

プレッツェルをのどに詰まらせないか心配
さっそくハトの群れが「おいしい」に近寄ってきた。
と思ったら通り過ぎてしまった。
再び近寄るが、また通り過ぎる。


?うーん。ハトは近くまで寄ってくるのだが皿の上のお菓子に口をつけない。遠慮深いのか、皿の上に乗ったものを食べない習性があるのか。10月の特集でハトをいじめたので顔を覚えられているのだろうか。

皿を前にしてカメラを構えて30分ほど待つがまったく食べる気配がない。

ハトとはいえ野生の動物なので皿の上でじっとしているものは食べないのかもしれない。フクロウが生きている動物しか食べない、というのに似ている。そうだ。やっぱり野生の動物だし。そんなリスペクトをしつつ、地面にエサをまいてみる。

わからなくなるので、「おいしい」「まずい」とそこらに落ちていた小枝でかいておいた。さあ、ハト。カモン。文字が読めるかどうかを見せてくれ。


待つこと20分。ようやく近寄ってきた。
「おいしい」のほうをいっしゅんつまんだ!と思ったらハトはパニックになって飛んでいった。

どうしたんだろう。

言葉がわかることがわかってしまって照れているのか。とりあえず言えることは、ハトには通じた、だ。

あと、皿の上に乗ったものはハトは食べない。理由はわからない。


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