なんか食べたい
どうして市場に来ると「その場で食べられるモノ」が食べたくなるのだろう。祭りなんかでもそうだ。あとから考えると食べなくても良かった、と言うか食べなきゃ良かったと思うようなものまで食べてしまう。なぜだろう。やっぱりどっちも独特の雰囲気にやられてテンションが上がっちゃうせいだろうか。
まあ、とにかく何か食べよう。
Stroopwafle
ということで食べたのがStroopwafleというお菓子。
熱いのか冷たいのか、と聞かれたので熱いのを注文。
おじさんから受け取って驚いた。思いっきりフニャフニャ。見るからにかたそうなのに。食べる前にまず写真を、とカメラを構えているとデロリ〜ン。ヤバい落っこちてしまう。もう写真はいいからとにかく食べよう。かじってみる。
うま〜い!
ホントにうまい!うますぎる!
コレ、普通のワッフルの表面のパリパリしたところを削いで、ハチミツを挟んだような、そんなお菓子。
縁日なんかでよくある、練乳の挟まったミルクせんべい。アレを思い出す。
フニャフニャなのは熱い時だけのようで、冷めちゃったものはかたい。パリパリしてる。ゴーフルっぽい。味は違うが。
あとから知ったのだが、私が食べたものはジャンボサイズだったらしい。普通はこの4分の1ほどのサイズ。かなりポピュラーなお菓子で、袋詰にされたものがスーパーマーケットなんかで簡単に手に入ってしまう。
ま、でも熱いのはなかなか食べられないのでやっぱり食べといて良かった。大満足だ。
でも、もっとなんか食べたい。
Friet
ということで今度はFrietを食べた。
FrietはPatatとも言う。これフライドポテトのこと。
フライドポテトは珍しくもなんともない。だが違うのだよ、位置づけが。
今まで、フライドポテトはつけあわせだと思っていた。ファーストフード店でもファミレスでも、何かについてくる。一緒に食べるものだ。
単品で食べるとしたら、酒のつまみとか。
それがオランダではフライドポテトやマッシュポテトなんかは、主食。おかずと一緒に食べることはもちろん、それだけでも食事として通用する。おむすびみたいなもんだ。
フライドポテトに何をつけるか。
今までは塩かケチャップくらいだと思っていたのだが、こっちではマヨネーズが主流。マヨネーズは合う。かなり合う。1度食べたら断然マヨネーズになってしまった。ほかにもリンゴを砂糖で炊いたアップルムース(リンゴジャムっぽい)をつけることも。これは瓶詰めが売っているのでお手軽。と言いながら、実はこれはまだ試したことがない。未知の世界。でもかなりいけるらしい。
ここで買ったポテトは三角の紙の容器に入っていて、上にマヨネーズがのっている。最初はいいが、だんだんマヨネーズに指を突っ込まないと先に進めなくなってくる。もう食べてると手がベタベタ。容器に手を突っ込まなくては取れなくないので、マヨネーズまみれ。
手の甲もマヨネーズ。手首までマヨネーズ。
私はフライドポテトが大好きだ。マクドナルドなんかでLサイズ3つとかを1人食べてしまうくらい。手が油でベタベタになっても食べる。友達なんかと一緒に食べてると本気で止められたりする。
でもここではこんなに手を汚してガツガツポテトを食べても怒られない。ああ、幸せだ。ベタベタな自分の手を見て興奮。でもなんでこんなに必死にフライドポテト食べてるんだっけ。まあいいや。うまいから。
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