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特集


ロマンの木曜日
火を起す
キリモミ式、ヒモギリ式、舞ギリ式。これらは全て火を起す方法で、古の時代から、人類は様々な工夫を重ねて火を手に入れてきた。今はマッチやライターで簡単に火をつける事が出来るが、一度は古代の火起しを体験してみたい。そして、起した火を大切に使い楽しい夜を過ごす。秋の夜長の火起し提案です。
 
(text by 住 正徳
 
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キリモミ、キリモミ

ヒモギリ、ヒモギリ

火花が飛び散る

本当に起せるのか?
火起こしグッズを片っ端から試す
 
縄文時代から行われていた発火法を再現出来るキットがいくつか販売されている。今回は下記3つのキットを購入した。いずれも芯棒を板の上で回転させて摩擦による熱から火種をつくる方法だ。
 
キリモミ式:芯棒を板の上で手の力のみでひたすら回転させる方式。
ヒモギリ式:2人で向き合いヒモを使って芯棒を回転させる。
舞ギリ式:ヒモとはずみ車の勢いを利用して摩擦する。
 
ヒモ、はずみ車と段階を経て道具が豪華になっていく。芯棒の回転に注いだ人類の情熱の歴史が垣間見える。
上記3つの摩擦による火種作りとは違った方法で、火花を飛ばして火を起す「火打ち石」があり、それも手に入れた。
 
火打ち石:江戸時代に使用されていた火おこしセット
 
以上、4つのグッズを使って火起しに挑戦する。
 
 
まずはキリモミ式、ヒモギリ式と連続で試してみるが、両方とも芯棒を速く回し続ける事が出来ず、一向に火の起きる気配がない。
これはマズイ。手も痛い。
 
舞ギリ式はかなり火の起きる確立が高そうなので一番最後の手段に残し、次に火打ち石を試す。
 
利き手に火打金、反対の手で石を持つ。その時石の上に火口という着火しやすい綿ゴミの様なものを持っておく。火打金で石の角を狙って勢い良くカチッと擦ると火花が散る。火花が火口に落ちて着火し火種が出来たら、そこに付け木(先端に硫黄がついたマッチの様なもの)をあて、炎をつくる。
これが、火打ち石で火を起す手順。
 
カキーンッ、カキーンッ!
予想以上に大きな音が近所に鳴り響く。
カキーンッ、カキーンッ!
火花が散ると驚いて石を投げ飛ばしてしまう。
 
近所迷惑な音と火花の恐怖に耐えきれず、火打ち石による火起しも断念。
 
 
残された道はあと1つ、舞ギリ式しかない。
夢を乗せたはずみ車は炎のコマとなれるのか?
   


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