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特集


フェティッシュの日曜日
いまさらタマちゃんを見に行く

去年の夏、多摩川に現れて一躍人気者になったアザラシのタマちゃん。すっかりニュースには取り上げられなくなったが、地味にまだ荒川にいるらしい。

去年の8月にも一日じゅう鶴見川にいてタマちゃんを探したことがあった。→ 夏休みの自由研究2002 鶴見川ザラシ探索

こんどこそタマちゃんが見たい。ただのノラアザラシになってないか心配だ。とにかく見に行こう。(text by 林 雄司


ここにいるんだ!
 
写真
いないな………。
  
タマちゃん写真を売っていたお店

これ持って麻布でうちあわせか…

10月8日 いない
 
朝8時、荒川のタマちゃん出没スポットにやってきた。バスを降りてここまで来る途中にアザラシに関する看板を見て気分が盛り上がる。自然と早足になる。が、

………誰もいない。

ときどき人があらわれては去ってゆく。あたりは静まり返っている。突然、赤ん坊の泣き声みたいな声の鳥が飛んでゆく。にゃああ。空気が冷たい。

 

聞き込み開始

「アザラシ、いませんねえ」

たまたま隣にきた男性に声をかける。

「ええ、いないですねえ」

こうやって知らない人とでも自然と話ができてしまう雰囲気は去年の鶴見川と一緒だ。アザラシマジック。周囲の人やタマちゃん写真を売っていた人から集めた情報は以下のとおり。

  • 5日エサを食べに行って、3日このあたりでごろごろする。その繰り返し。
  • 5日が4日や6日になることもある。あいつはきまぐれだからね。
  • そのサイクルだと土日はいないことが多い。
  • ごろごろしはじめる初日はおなかがパンパンだが、3日目になるとおなかにしわがよっている。
  • いるときには9時にはいるよ。
  • あしたは来るかもしれない。あさってのほうが確実かな。でも100%はありえないよ。なにしろ気まぐれだから。

語り口のなかからもタマちゃんが愛されているのがわかる。

タマちゃんの写真を買ってこの日は帰ることにした。お店のおじさんは写真をスポーツ新聞にくるみながら「あさっておいでよ」と言った。

スポーツ新聞はちょうど風俗情報のページで、そのうえから透明のビニール袋に入れてくれた。このあと打ち合わせなのだが、これもってくのちょっと恥ずかしいな、と思った。

 


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