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自己記録、過剰に更新 |
勢い余って、写真もでかいが、2本目はなんと8秒78で走れた!
1本目が10秒25だったから、1秒以上縮まっている。
短距離の世界は100分の1秒が勝敗を決める世界だ。そんな世界でいきなり1秒記録更新。
「腕が振れてたね!!」
コーチ陣も驚きをかくせない様子で全員が興奮状態だ。 |
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腕が振れている! |
走っていて、自分でも違いを感じていた。1本目は途中で転んでしまうんじゃないかと思うくらい走りにくかったのだが、フォームを整えることで走りやすくなった。
走り終わっても変な疲れがない。
これはいける!もっと、もっと速く走れる!
さらに走る上で何か注意するところがないか聞くと、友達はあっさり言った。
「簡単な、てっとり早い方法があります」 |
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より速い服装 |
「髪を結べ、そして、そのパジャマみたいな服をなんとかしろ。」
それが友達が言う「てっとり早い方法」だった。
バサバサの髪の毛は気が散るし、ダブダブの服装は風の抵抗を受けてスピードの妨げになるらしい。髪の毛を結び、ダブダブしない服に着替えた。
ついでにアクセサリー類もすべて没収。部活みたいだ。 |
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没収 |
「よしよし、じゃあ、これ履いてみ」
そうして友達はさらなる駿足アイテムを渡してくれた。 スパイクだ! |
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友達の青春が詰まっている |
野球とかサッカーのものだと思っていたのだが、陸上競技でも使うのか。友達が陸上部時代に使っていたスパイク。履いてみると、サイズはぴったりだった。
いつの間にか友情物語のようになっている今回のミッション。やはりスポ根に友情は付き物なのだ……。期せずして、世の摂理に気が付かされる。 |
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友の励ましを受けて |
もうこれは私だけの走りじゃないんだ!友情の確認と責任の芽生え。3本目の走りに期待がかかる。 |
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