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特集


フェティッシュの日曜日
 

光る書初め

やあ、ハッピーニューイヤー!あけましておめでとう。デイリーポータルZはきょうから通常営業ですよ。2004年こそ、真のポータルサイトを目指してがんばります。

なのに第1回の特集は光る書初めでいきなりインナースペースにもぐりこみます。

光るきのこ、光るコケに続いて、光るシリーズ第三弾はちょっと様子が違うぞ。(text by 林 雄司


カメラのリモコンをもってカメラの前で踊る僕

三脚。ヨドバシで1000円ぐらいだが、小さすぎ。


線を描きたいときだけスイッチを押して光らせます。

カメラの前でこうやってライトを動かすと。

絵がかけるのでース。

酔っ払って踊って発見

左の写真を見ていただきたい。先月、宮崎に行ったときに星を撮ろうとしたときの写真だ。

シャッタースピードを30秒にして撮影していたのだが、途中で暇になってカメラのリモコンを持ってカメラの前でひとりで踊ったのだ(かなり酔っていた)。緑に光っているのはリモコンのパイロットランプ。このあと気を失うように寝てしまい、翌日この写真を見たときは何かと思った。写っているのは光の軌跡だ。

この酔った僕がとった写真、おもしろいじゃないか。カメラの世界では古典的な方法なんだろうけど、今年の書初めはこれで行きます。

 

準備

1月2日。書初めの日。日が暮れてから近所の河原に来た。また河原だ。すぐに河原で撮影するポータルサイト、デイリーポータルZは今年も健在だ。

河原で暗がりを探し、いつも使っているデジカメを三脚にセットする。

文字を描くためのLEDライトは静電気も取れるすぐれものだ。しかし本来の目的がよくわからない。歌舞伎町のドンキホーテで300円ぐらい。僕ら子供には想像もつかないようないやらしい目的に使ったりするのだろうか。ピカピカ、やめてー、えへへへ、ピカピカピカ、キャー、とかもうたいへんなことになっているんだろう。

シャッタースピードを10秒にあわせる。では手始めにZくんでも描いてみるか(書初めのこと忘れてる)。ピカピカ、キャー。

 

意外に難しいな

描けたことは描けたが、ずいぶんへたくそだ。そっぽむいてしまっているぞ。

Z も難しい。ついいつもどおりかいてしまう。しかしこれは「右、ななめ左に、そして右」と声を出して書くことで克服した。

河原にはときおり犬を散歩させる人やジョギングする人が通るが。暗がりでLEDライトを振り回して声を出す僕はまるで「おれの考えたシャドーボクシング」をしている人だ。
右だ。そこで左。また右だ。そこでフィニッシュ。幸運なことに誰からも声をかけられずに済みました。

このあと30分ぐらいずっとZ くんの練習をした。その成果をご覧ください。

 

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