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特集


ロマンの木曜日
 
七草を求めて川を下る

多摩川ルート:二子玉川付近、荒川ルート:平井付近



見分けスタート

明るいうちにお粥を作りたいので朝の8時からスタートしたが、予想以上の寒さに凍えた。
天気予報ではこの冬一番の寒さと言っていた。確かに寒さの質がいつもと違い、体の芯から冷える感じ。土手にいるから尚更だ。


ナズナらしき野草

春の七草のうち、最も見つけ易いと思われるのがナズナ、別名ペンペン草だ。
ペンペン草なんて、2、3歩歩けばすぐ見つかりそうだが、実際ナズナっぽい草を見つけてガイドブックと見比べると分らなくなってくる。
ガイドブックの写真は全て花が咲いている写真で、ナズナの開花期は3月から6月。今の時期まだ花を咲かせていない。ナズナっぽく見えてもガイドブックの写真と様子が違うので、決定的な決め手に欠ける。
一番見分けが簡単と思われたナズナにしてこの難易度。途方に暮れかけた時、荒川ルートの林さんからメールが入る。


林→住
平井にいます。
ものすごく寒いです。外房の海(「海ごはん海ごはん」)よりも寒い。
三脚が冷たくて掴めない。顔がかじかんでいます。
感覚がなくなっていつの間にか鼻水たれてました。

とにかく荒川も寒いらしい。
それでも僕たちは七草を探さなくてはならない。ここで弱音を吐いていては、健康な1年を過ごす事は出来ないのだ。


林→住
かつて穴を掘った(「穴を掘る」)場所にやってきました。
あの頃は夏でしたが、今や穴を掘った跡もありません。


まあ、焦らずやりなさい

二子玉川付近で小1時間野草を見分けたが、芳しい成果は得られなかった。
とりあえず土手を上がり、バスで次のスポットまで移動する事にした。



 

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