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特集


はっけんの水曜日
 
厄年だから、行ってみた



豪徳寺

次は「猫好き」として一度行きたかった、豪徳寺に行ってみた。

……豪徳寺は、昔はびんぼうななお寺だった。和尚さんはたいそう猫を大切に飼っていて、ある日「恩を感じてるなら、果報を持ってきてくれんかね」と猫に言ってみた。
数カ月後、武士が来て「今、通りかかったら、門前に猫がうずくまって、手招きするので、おもわず来てしまった。少し休ませてください」と言った。すると急に空が曇り、雷が鳴って夕立になった。
武士は「猫に招き入れられ、雨をしのぎ、和尚さんのいい説法をきけたのは、何かの御縁です」と言って喜んだ。その後、武家はたくさん寄付をしてくれるようになり、寺は繁盛して、猫寺と呼ばれるようになったという……。

このありがたーいニャンコの形を作ったのが「招き猫」なんだそうだ。


御神体はもちろんネコ。 ネコにおまいり。

招き猫の奉納所は、ネコだらけ。左手は人まねき、右手は金運まねきだそうです。

なんだか威圧感がある…。 こんなヒゲのネコもいる。

ダルマがネコの合間に所在なげに立っていた。顔がちょっと村上春樹に似てる。

境内は静かで、ほとんど人がいなかった。ネコもたくさんいるんじゃないかと思っていたのだが、鳥居のそばに1ぴき、首輪をした老ニャンコが日なたぼっこしているだけだった。


豪徳寺で売っているまねき猫の顔。たれ目がち。

 

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