まずは二日酔いにならなければならない
数少ない友人の都合がつかず、ひとりで飲むことになった。ひとりで気兼ねなく飲める場所としてカラオケボックスを選んだ。
ひとりで二日酔いになるまで飲むことができるだろうか?不安を感じながら飲み放題コースで飲めるものを上から順番に頼んでゆく。
ビール
青りんごサワー
ワイン
焼酎ロック
ハイボール
スクリュードライバー
レモンサワー
歌ってないと店員に不審がられるのでときどき歌もうたう。ひとりで飲んでいるといろんなことを考える。
・さっきフロントで「おひとりでお待ちの林さまー」って呼ばれたの面白かった。
・そういえば、今日、よその会社に打ち合わせに行った帰りにズボンのチャックが開いてることに気づいた
・みんな気づいていたのだろうか
・くやしいからこんど会うときも開けておこうか
・あ、こういう人なんだって思ってくれるかも
・やっぱそんなふうに思われんのやだな
酔っぱらうことができるか、という心配とは裏腹にかなり酔うことができた。自分の仕事熱心さに驚く。
あしたの二日酔い克服実験が楽しみだ。
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