では、漂着のロマンを感じさせるアイテムを順に紹介することにしたい。

カニのツメ

道端にカニのツメ発見。「歌舞伎町＝海」説を裏付けるアイテム発見。見つけたのは新宿区役所の裏。歌舞伎町のカニ道楽と新宿駅のあいだだ。

つまり、カニ道楽から食べかけのカニを片手に帰った客が、ここで食べ終えたのではないだろうか。最後のカニだ。

人が漂着させたカニである。

Yahoo! フォトをプリントアウトした紙

写真に写っているのは「足スッキリ樹液爽快シート」だ。Yahoo!フォトはヤフー！ジャパンではなくアメリカのYahoo! 。右上に書かれたアカウント名は外国人と思われる名前だった。

つまり、日本語ができない外国人が、でも樹液爽快シートは買いたくて、じゃあ写真にとってヤフーフォトにあげて、プリントアウトして持って行って「コレクダサイ」と言った、と考えられる。

外国人が多い歌舞伎町ならでは。異国の地では疲れもたまるだろう。爽快シートで足をすっきりさせてほしい。

リボンタイ

セーラー服のえりの周りに巻くタイだろうか。これぞ歌舞伎町！と思って興奮して同僚に話していたら、ウエイターが首に巻くものかもしれないと指摘された。

まあそれでも飲食店の多い歌舞伎町ならではである。

ウナギだ！と思ったらアナゴだった、みたいなものでしょうか。アナゴはとてもおいしいですが。

トムソーヤ島探検マップ

東京ディズニーランドのアトラクションの案内である。それが新宿に。千葉から歌舞伎町へと流れる人の流れが運んできた漂着物だ。

ディズニーランドと歌舞伎町。対照的だが、夢を見せるという点では共通している。海で言えば内海と外海だ（ここ適当）。