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特集


ロマンの木曜日
 
理科実験室で晩酌を

試験管カクテルとアルコールランプ熱燗

カクテルはモスコミュールを作る事にした。
モスコミュールとは、モスクワの騾馬(らば)という意味だ。ウオッカのパンチ力=騾馬の荒々しさ、という訳なのです。(以上、酒場でつかえる豆知識)

必要なものは以下の通り。

・ウォッカ 15ml
・ライムジュース 5ml
・ジンジャーエール 適量
・飾り用ライム
※分量は試験管サイズに合わせています。


メスシリンダーで測る 試験管にうつす

ウオッカ、ライムジュースの量を測るにはメスシリンダーを使う。メスシリンダーで計測する時は、容器を垂直に保ち目の位置を液面と同じ高さにして目盛りを読む。
測ったウオッカとライムジュースは試験管にうつしておく。



メスシリンダー: 液体の体積を測るための容器
試験管: 少量の物質を混合したり試料を加熱する時などに使用する。試験管立ては、試料が入った試験管を観察したり、洗浄した試験管を乾燥させたりする時に立てかけて使用する。

ガラス棒でステア

次にト−ルビーカー100mlを用意して氷を入れる。そこに試験管のウオッカとラムジュースを加えガラス棒でステアする。ガラス容器は内側からの力に弱いので、ガラス棒を使ってステアする時は注意が必要だ。

ステア後、更にジンジャーエールを混ぜ合わせ、仕上げにライムを添えて出来上がり。


モスコミュール。ピスタチオと一緒にどうぞ

気取ったグラスで出されるモスコミュールより、騾馬のパンチ力が際立っている。モスコミュールってこんなに強かったのか?
これもト−ルビーカーのなせる技なのか?それともウオッカの量を間違えただけなのか?


モスコミュールを飲み終えたら次は日本酒。まだまだ寒いこんな夜には、熱燗でキューっといきたいところでしょう。
そこで、アルコールランプはいかがでしょうか。


アルコールランプセット 有害なので飲んだらだめ

アルコールランプ、三脚、金網の3点セットで日本酒を燗にする。アルコールランプ用の燃料はアルコール度数100。96度のスピリタスを超えている。酔った勢いで100度のアルコールに手を出さない様注意が必要だ。

平底フラスコ(100ml)に日本酒を注ぎ金網の上に乗せ、アルコールランプに火をつける。


熱燗にする

想像以上に火力が強く、これならあっという間に熱燗が出来そうだ。


あっという間に…

油断していたら日本酒が沸騰し始めた。ブクブク音を立ててふきこぼれる。
網にしみこんだ日本酒が熱せられて、部屋中に日本酒の匂いが充満する。
慌ててアルコールランプに蓋をして火を消した。
しばらく沸騰した熱燗を冷ます。

100mlのコニカルビーカーをお銚子の代わりに、ちょうどいい温度になった熱燗をいただく。


熱燗冷却中 キューっと

平底フラスコとコニカルビーカーでも、これは立派な熱燗だ。
ただ、コニカルビーカーはお銚子よりも口が広いので、いつもより余計に蒸発するアルコールを鼻から吸ってしまい酔いの回りが早い。


次はアルコールランプでおつまみを作ろう!


注)晩酌に使用している実験器具は、この企画用に新しく購入したものです。

 

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