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はっけんの水曜日
 
ウォーキング大会にいってみた

駅前のにぎわいから離れて、これからは本格的にウォーキングだ。

知らない町をテクテク歩く。
見たところ平均年令55〜65歳くらいの参加者たちは、相当に健脚だ。
私は歩くのが速いほうだと思っていたのだけれど、人を抜かすこともなく、ほぼ皆さんと同じペースだった。


女同士の参加者、夫婦の参加者、ひとりの参加者、それぞれがスタスタ。 分かれ道には、こういう看板がたっているので、よほどのことがなければ迷いません。

まずは休憩所のある、市役所までやってきた。

今回のコースは8.6キロの長さで、トイレが借りられる休憩所は4ケ所用意されている。ケアはバッチリだ。

こういうのも中高年に人気が出るポイントなんだろうなあ、と感心しながら休憩する。

千葉県限定のコーヒー「マックスコーヒー」を飲んでみた。やたらと甘い、クラシックな缶コーヒーの味がした。


市民会館にもひな人形が。 これがマックスコーヒー!

さらに歩くと、海が見えてきた。

海が見えてくると、だんぜんテンションが上がってくる。歩く人の顔がみな、半笑いになっていく。


海!

海を写真にとっていると、猟師らしき、日焼けしたおっちゃんが驚いた顔をして、
「これ(この人の群れは)、何?」
ときかれた。

「いや、JR主催の、歩く大会なんですよ」と答えると、フーン、という感じで去っていった。

しばらく歩くと、おっちゃんの驚いたワケがわかった。
静かな、静かな漁港なのだ。観光客向けの店もなく、あるのは海釣りの人向けの民宿くらい。

コンビニもない。いわゆる「なんでも屋さん」が、ぽつり、ぽつりとあるくらいだ。
私はその商店で、おにぎりを1個買った。その店の、その日最後のおにぎりだった。


静かな港町。漁船がたくさん。 港の掲示板にはってあった「入札情報」。
家の前には干物を干すためのアミが、カジュアルに吊るしてあった。 「なんでも屋さん」。横にあったポストが円柱型だった。
コンクリで塗り固められた崖に「リヤカーオキバ」と直に書いてあった。Not 落書き。 断崖絶壁に民家がたっていた。天守閣みたい。海はよく見えると思う。

 

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