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特集


ロマンの木曜日
 
鮎を焼く
子持ち鮎

去る3月14日、多摩川の河川敷にて「鮎をふるまわさせていただきます。ホワイトデーだし」というイベントを開催させていただいた(会開催の経緯はこちらをご覧ください)。
休日だし、遠いし、会の主旨も良く分からないし……、集まっていただけるか心配したが、当日は80名もの読者の方々に集まっていただけました。わざわざお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。お蔭様でイベントは大盛況、90匹の鮎をすべて焼ききる事が出来ました。

そんな2004年のホワイトデー、多摩川では何が起こっていたのか?
まあ、それほど大げさな事もないのですが、当日の様子をレポートします。

(text by 住正徳



写真1:傾くバーベキューセット
写真2:セッティングを終えて
写真3:上司が火を起す
写真4:上司の向こう側に遅れて来た林さん。Z君の頭を被ろうとしている
写真5:火は起きた

林さん遅刻、上司の平岩さんに火を起していただく

林:住さん、先日はおつかれさまでした。
住:どうも、お疲れ様でした。
林:普段、バーベキューとかしないじゃないですか。
住:ええ、ほとんど素人なので、炭とかどんなものをどれくらい買ったらいいのか分からなくて、ドンキにあった炭、とりあえず全部買い占めました。
林:どう準備していいのか分らずに、とりあえずドンキに?
住:そうですね、あそこに行けば何とかなる。
林:僕も困ったときはドンキにいきます。
住:バーベキューセットはダスキンのレンタルだったんですが、「鮎を90匹焼きたいんですけど」って言って大きいのを借りてきました。
林:まさに、めんどくさい客ですね、鮎90匹。帰った後、ぜったい嘘だぜ、って言われてますよ。店員に。
住:嘘じゃないのに……。悔しいから今回のレポートをファックスで送りつけちゃいましょうか?
林:送りつけると、めんどくささ倍ですね。
住:そうですね、やっぱやめときます。


住:で、バーベキューセットを素人なりに組み立ててみましたが、こうして写真をみると傾いてますね(写真1)。あの状態で鮎を90匹焼いたんだ……(感慨深く)
林:そういえば全然、気付かなかった。あれ、傾いてたんだ…。
住:そんなこんなで、一通りセッティングを終えてホッと一息のビールを一杯。(写真2)
林:これ、何時頃です?
住:11時過ぎですかね。嵐の前の静けさって感じです。で、そろそろ12時って頃になり、ぼちぼちと読者の方々がみえてきて……
林:すいません。遅刻して。(林さんとの約束は河原に11時だった)
住:林さんが遅れている間、林さんの上司の平岩課長が火を起こしてくれています(写真3)
林:会社で事務作業とかで不備があるときも、大体同じ構図です。
住:デイリーポータルZでお世話になって約2年、平岩課長と今回が初対面だった訳ですが、初対面が鮎焼き大会。
林:特殊な会い方ですよね。めったにない。
住:林さんが来てくれていたら、紹介してもらったり、そういう手順を踏めたと思うんですけど、最初の会話が「炭はどこ?」「あっ、この下にあります」でした。
林:紹介なしで、誰だかわかりました?
住:浜中さん(入社1年目、デイリーポータルではトピックス等色々な事をやっている)に紹介してもらって、あ、偉い人なんだ、と。でもあの場では3人で火を起す事に集中していました。
林:そんな愉快な状況が繰り広げられているんだったら、早く行って見てればよかった。
住:いや、林さんが来てくれていれば、こんな愉快な状況にはならなかったかと。
林:すみません。でも、僕の代わりに浜中がいたから……。ねえ。
住:浜中さんは「お前は余計な事考えずに、俺がいいって言うまで扇いでろ」って平岩課長から言われていました。
林:戦争ですね。
住:ええ、社会ってやっぱり厳しいなあって思いました。
林:南極探検だったら、無理な行程組んで、全員遭難するパターンですね。
住:でもそのおかげで こんな立派な火がおきてます(写真5)
林:これだったら全滅しないですね。(フォローも忘れずに)



 

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