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ちしきの金曜日
 

サンノゼ裏メニュー

アメリカといえばジェリービーンズ。これで食べ物の味を再現してみよう。
49FLAVORS と書いてあります。
いろんな味の作りかた。(クリックで拡大します)
ティラミス失敗
ティラミス成功(写真はあまりかわりませんが)
ここからもとになる味を探さなければならない
ブルーベリーマフィン
メロン
チェリーコーク

ここから熊くん考案
コロナビール(レモンライム1+ルートビア1)

ピーナッツバタートースト(バタートースト1+ピーナッツバター1)

プリンにしょうゆでウニ in U.S.A.

熊:プリンにしょうゆをかけたらウニの味がするとか、きゅうりにはちみつかけたらメロンの味がするっていう裏わざは知っていますか?
林:うん。流行ったよね。
熊:それをジェリービーンズでやるのがアメリカ流です。
林:むー、………そうなのか?まずデフォルトの味が49種もあるんだ。
熊:本当はもっとあるのですが、残念ながらこれしか手にはいりませんでした。それでも十分すぎる量ですが。
熊:説明用のパンフレットがあったので、それを参考にしてまずは、ティラミスに挑戦です。
林:ティラミスはコーヒー&チーズ?
熊:ティラミスのレシピは、カプチーノ(2)+クリームソーダ(1)+チョコレートプティング(1)です。複雑です。
林:本物とだいたい一緒、なのかな。でどうでした?
熊:問題は似たような色が多いので、正解の色を見つけるのが大変です。一回目は間違った色を選択して、カプチーノのかわりにルートビアを選んでしまいました。凄い味がしました。
林:ははは。ルートビアにクリームソーダの味。
熊:だって49種類も色があるんですよ。小学生の時にわがまま言って買ってもらった色鉛筆ですら24色だったのに…
林:この皿一杯の色とりどり。
熊:ほんとに難しいですよ。においもよくわからないし。
林:恐竜のたまごみたいなのがある。
熊:枝豆みたいのもありますよ。
林:ほんとだ。色鉛筆なら間違えてもなんとかなるけど、味は全然ちがうし。
熊:味もシナモンからレモンライムからキャラメルコーンからハラペーニョまで様々です。
林:キャラメルコーン味だったらキャラメルコーンたべればいいのに。
熊:ええ、僕もそう思いますが、一種の宇宙食のような楽しみがあるのかもしれません。ジェリーなのにキャラメルコーン味。未来の食べ物みたいじゃないですか。
林:確かに。アムロが食べてそう。あ、で、これティラミスの味した?
熊:正解の方は、まあそういわれればティラミスって感じですね。

熊:他に挑戦したのはブルーベリーマフィンです。
熊:これは、ブルーベリー(2)+バター味のポップコーン(1)です。
林:ブルーベリーもいけそうすね。
熊:これはけっこうブルーベリーマフィンに近かったです。なぜポップコーンとブルーベリーでブルーベリーマフィンになるのか分かりませんが。
林:メロンってどうだった?
熊:これは、キャンタロープ(メロンの一種)+グリーンアップルですね。きゅうりにはちみつの方がメロンに近い味がすると思います。
熊:極め付けは、ベリーチェリー(2)+Dr.ペッパー(1)を使ったチェリーコークですね。
林:チェリーコークをジェリービーンズで再現って、ケミカル vs ケミカルって感じですね。
熊:そもそも、普通にDr.ペッパー味がある時点ですごいですよ。
林:だったらチェリーコークも最初から出せばいいのに。
熊:しかも最初ベリーチェリーのかわりにシナモン使ってしまってかなり強烈な味になりました。

熊くん、勝手に考える

熊:僕も何かつくれないかとオリジナルで考えてみたのがコロナビールです。
熊:コロナビールって飲む時にレモンライムいれるじゃないですか。そこでレモンライム(1)+ルートビア(1)でコロナにしてみました。
林:ビールが違うぞ!
林:どうでした?

熊:ライムの味しかしませんでした。
熊:続いて作ったのが、バタートースト(1)+ピーナッツバター(1)でピーナッツバタートーストです。やはりピーナッツバターの味しかしませんでした。まだジェリービーンズのことを理解していないようですね。
林:バタートーストなんて地味な味のがあるんだ。日本で言えば「納豆ごはん」でしょうか。
熊:もうなんでもありですよ。今回のセットには含まれていませんが、タバスコやチョコレートチェリーケーキとかもあります。
熊:ぜひ日本版として納豆だしてほしいですね。あと梅干しとか。
林:栄養ありそうだよ。
熊:御飯味と納豆味を別々にだして、一緒に食べると納豆御飯とかの方がいいですね。たまに納豆トーストとかする人とか、納豆餅とかできたり。
林:納豆とルートビアまぜたり。
熊:うわ、強烈。ついでにくさや味とかニンニク味とか。まだまだ夢は広がります。
林:罰ゲームっぽい。ニンニク味なんて逆ブレスケア。
熊:完全に宇宙食の世界です。このジェリービーンズを組み合わせて自由自在に味を作れるようになったら一人前のアメリカ人になれるかもしれません。
林:たぶん違うよ…。

裏メニューを頼んでみたり、ごはんよりも肉がいいなんて言ってみたり、すっかりアメリカンになったのかと思った熊くんですが、ジェリービーンズの味の合成に夢中になっていました。

でも、これ、日本で僕もやってみたい。こんど探してみよう。

熊くんの仕事もひと段落したみたいなんで、来月もサンノゼ便りは続きます。お楽しみに。

勝手に目をつけてみた

 

 

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