デイリーポータルZロゴ
検索天気地図路線このサイトについてランダム表示ランダム表示
アット・ニフティロゴ

特集


ちしきの金曜日
 
タコをつかまえる
写真

 千葉県・南房総の海べりに住むようになって数年。人から「海が近いといろいろ楽しいでしょ」と言われるたび、いつも曖昧な返事を返す。

 別にそうでもない。海が近いからといって、積極的にマリンレジャーを楽しんだりしない。

 海の近くに住みつつ、海と距離をとる自分。しかし聞くところによると、干潮時に磯に行くと様々な生き物が見つかるらしい。定番の貝類やヤドカリ、大物になるとタコまでいるそうだ。

 ほんとなのか。私のような素人でも見つけることはできるのだろうか。タコに導かれ、慣れない海に行ってみた。

(text by 法師丸


写真
とりとめなく広がる磯
写真
少し歩くと海藻ゾーンに突入

●妙な体勢で探索開始

 タコのいざないでやったきたのは家から車で5分ほどの磯。道具として何を準備していいのかわからず、持ってきたのはバケツと軍手だけ。ほんとにこんなで大丈夫なのだろうか。

 そうだ、磯で生き物を捕るには「漁業権」なるものを購入しなければならないらしい。事前に聞いていたので、手続きは済ませてきた。

 ほんとに捕れるかどうかはともかく、怒られないための準備はばっちりだ。

 タコを捕るために存在すら知らなかった権利を手に入れたのはいいが、本当にタコなんているのだろうか。ゴツゴツした岩を歩いて海側に進んでいくと、ほどなく海藻はびこりゾーンに突入。

 かなりの量の海藻に興奮気味の私、そのとき思わず足をとられた。

 海藻ですべって転ぶ。普段のインドアな生活ではありえないような状況に出くわして、早くもへっぴり腰だ。


写真
普通にいる魚たち
写真
このどこかにタコが(水中の写真です)

●わくわく海藻ランド

 岩と岩の間に残された水たまりにいろいろな生き物がいると聞いた干潮時の磯。ほんとかよと思っていたが、確かになんだかわからない小魚が割と普通に群れをなして泳いでいる。

 そういうもんなのか。早い段階でもう感動。

 防水カメラで水中を撮影してみると、なんだかわからない海藻たちが実にきれい。

 腰を曲げ、カメラを水に入れてシャッターを押すには、へっぴり腰は意外とちょうどいい。予想外の形で環境に適応していた自分。すべって転んだというきっかけはともかく、引け気味な腰は好都合な体勢だった。

 魚も見たし水の中はきれいだしで、もう別にタコはいいか。

 海に慣れていない分、満足するのも早い。そんな風にも思い始めたが、やっぱりそういうわけにはいかないだろう。海藻だけで満足することなく、あくまでタコを探したい。

写真
モリモリ生えてる海藻
写真
タコがいそうな雰囲気ではある

 

▲トップに戻る 特集記事いちらんへ
 
 



アット・ニフティトップページへアット・ニフティ会員に登録 個人情報保護ポリシー
©2012 NIFTY Corporation