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特集


ロマンの木曜日
 
タクシー運転手の行きつけに連れてってもらう
お願いします

普段東京を流しているタクシーの運転手さんたちは、東京の事を良く知っているに違いない。安くておいしい穴場的なお店とか、そんな情報を持っているはずだ。ならば是非、運転手さんの行きつけスポットに連れてってもらおう。

という訳で、5台のタクシーを乗り継ぎそれぞれの運転手さんからとっておきの情報をゲットしてきました。

「運転手さん、おいしいお店まで!」

(text by 住正徳



じゃあ、神保町へ行きましょう
とんかつなんて、こんなに厚いですよ
信号待ちの度、脚を組んでいた

おいしいお店に連れていって下さい

まずは麻布でタクシーを拾った。
「どちらまで?」
「ええと、おいしいお店に……」
「えっ?おいしいお店?」
「はい。どこかありましたら」
「この辺はあまり知らないんですよね…」
「あっ、この辺じゃなくても」
「じゃあ、神保町かな。あそこはいいですよ」

というやり取りを経て、神保町に向かった。
運転手の谷島さんは62才。勤続25年のベテランドライバーだ。

「これから行く場所には、天婦羅屋と天丼屋ととんかつ屋がありましてね、全部『いもや』っていうんです。系列なんでしょう。夕方過ぎるとどこも満席ですよ」

その『いもや』グループに10年以上通っている谷島さん。道中、いかに『いもや』グループが素晴らしいか、熱心に説明してくれた。
推薦コメントの内容をまとめると……、

・ごはんはいつも炊きたてだ
・天婦羅はお客の顔を見てから揚げる
・とんかつはこんなに厚い(指で3センチくらいの隙間を作ってみせて)
・天丼500円、天婦羅定食600円、カツ丼700円。とにかく安い。
・ごはんの大盛りは無料だ
・ゴミがひとつも落ちていない

「まあ、あそこだったら誰に紹介しても恥ずかしくないですね」
という谷島さんの熱弁に頷くこと20分。車は神保町に到着、白山通り沿いで停車した。

100メートルくらいの範囲に『いもや』グループの3店舗が点在している。
全部食べたいところだがそれは無理なので、天婦羅定食を出してくれる『いもや』で食べる事にした。

「あっ、お新香は100円ですから」
車を降りる僕に声をかける谷島さん。わ、わかりました…、行ってきます。

天婦羅いもや。カウンター席のみ 厨房は和気あいあい
天婦羅定食600円。天婦羅はかぼちゃ、春菊、キス、エビ、イカの5点。しじみの味噌汁と炊きたてごはん いもやグループには天丼専門店もある

「安い、おいしい、多い、車が停められる。全部揃ってないとタクシー運転手は通いませんから」
と谷島さんが言っていたが、『いもや』はそのすべてをクリアしているお店だった。

さい先のいい滑り出し。やはりタクシー運転手さんはいい情報を持っている。


 

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