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特集


はっけんの水曜日
 
池袋・なぞの黒猫を追え!

5、6年前から、都内に増えた、アルファベットのカラフルな落書き。それを見て「何だコレ?」と思っていたら、ヒップホップが好きな知人が、
「これは、グラフィティといってね、ヒップホップ文化のひとつなんだよ」
と教えてくれた。
「へー」
「ヒップホップというのは、1970年代にニューヨークのブロンクスで生まれたストリートカルチャーなわけだけど……ダンス、ラップミュージック、DJ、グラフィティアート、この4つの要素で出来ているんだ」
「へえ、音楽だけじゃなくって、4つでワンセットなのか。でも、人んちの塀に文字や絵を書くのは迷惑じゃない?」
「これは芸術なんだ、命がけでやっているんだよ」
「……でも、私、日本人だから、英語で書いても、何て書いてあるか、わからないし。分からないメッセージを書くのって、意味なくない? それに『分かってる人同士』にしか分からないものって、芸術としてだめなんじゃない?」
「そんなことはないし、そういう問題じゃない」
……ケンカになりそうになったので、話すのをやめた。

その後、池袋で、この「黒猫」を見つけた。
これが『グラフィティ』なのか何なのか分からないし、落書きがいいことだとは思わないけれど……「やられたー」と思った。
遠くから見ると、本物の猫が、たたずんでいるみたいだ。

実はこの黒猫、池袋の数カ所で発見されている。
この影を、徹底的に追ってみた。

(text by 大塚幸代


まずは聞き込み。黒猫を目撃してサイトに載せていた、tokyo-ouja.comのkyさんに、メールで問い合わせてみた。

「池袋の黒猫は3匹以上いるようですが、実際に見たのは2匹です。
南池袋公園の近くの駐車場の壁、
明治通りを馬場方面に左側を歩き、何番目かの曲がり角、
あと『東道り沿いのモスの向かい』にも、いるようです」

……最初に、先日、私自身が歩いていて、偶然に見つけた地点まで行ってみる。
池袋東口、明治通りぞいを目白に向かって歩いて5分。古書店「往来座」のとなり。




工事中のビルの前、柵の下に、いたいた。




第1発見地点:南池袋3-8

よく見ると、シュ、シュ、シューッと、かなりの速度で描かれているようだ。

とりあえず、この付近を歩いてみることにした。

私がスプレー缶を持って歩いていたら……イヤ、私がもし「黒猫」だったら、この交通量の多い明治通りぞいから、どんなふうに移動するだろうか?

細い道に入ってみよう。


 

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