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特集


はっけんの水曜日
 
「海開き」をみにいく


ほかにも、プロサーファーによる湾の横断やら、




地元同好会による、フラダンスショーやら、



(幼女が踊り出したら、NHKがなぜか寄り寄りになって撮影をしていた…)

スイカ割り大会やら、
(小学生低学年男子たちが大量参加していたが、当たっても力がないので、なかなか割れていなかった…)




ビーチバレー大会やら、
(なぜかCDJ卓を持ち込んでいた…)

気楽なイベントが次々に行われた。

 

私はこの日、水着を持っていなかった。ひとりだったし、泳ぎたい気持ちになるとは、予想していなかったのだ。

しかし、モーレツに泳ぎたかった。水もそんなにキレイな訳じゃないし、砂もグレーだけど、お祭りテンションの中で、ひとりシラフな自分が、嫌だった。

くやしいので、はだしになってみた。




そして缶ビール(400円)を買った。

缶を持って砂浜に戻ろうとすると、売店「しおさい」のおねえさんに、
「ちょっと待って、オマケ付けるから」と、呼び止められた。

「ねえ、あの、小さいピーナッツとか入ってる袋のやつ、どこにしまったかしら」
「ああアレ? この上じゃないかな…」

ごそごそ、ごそごそ。
3分経過。
5分経過。

「あ、あった。これ、あげますねー」
ニッコリ。
「ありがとうございます」

初日なので、段取りが悪い。
でもひょっとして、この夏、この売店でビールを買ったのは、私が最初なのかしら? と思った。

ちょっとだけぬるくなった缶ビールを開けて、ピーナッツをかじった。
うまかった。



お昼を過ぎた頃には、親子連れがあちこちに来ていた。

幼児と若い親たちは、あちらこちらで、穴を掘っていた。もう穴だらけ。



遠くを見ると、とがった岩が見えた。

あれがひょっとして、サザンの歌で有名な、エボシ岩ってやつだろうか…。






ここ↑が「サザン通り商店街」。

いい「海びらき」だった。いいビーチだった。今度は誰かと一緒に行きたい。
そして、開かれた海で、プカプカと浮かんでみたい。
砂まじりの〜コミュニケーショーン!  ハッ!

ちなみに茅ヶ崎は、本当にサザンと密接な町だった。
歌詞中に出てくる「ラチエン通り」「国道134号線」「サーフショップ『GODDESS』」も茅ヶ崎。少年時代の桑田さんがよく行ったというパン屋さん「清月」には、「佳祐ドック(ロール)」というパンもあるそうだ。
駅構内にある観光案内所には、「桑田さんと原由子さんが、茅ヶ崎市役所に婚姻届を出しに行った時の記念写真」……も展示されていた。
ファンにはとっても楽しめる町だと思う。

あと、軽くUVローションをぬって行ったのだが、防御が甘かったのか、耳の皮までむける、ひどいヤケドになってしまいました。
晴天の湘南はてごわいです。出かけるときは、気をつけて。


 

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